中国が感染対策を緩めたら…160万人死亡の試算も―中国メディア

中国が感染対策を緩めたら…160万人死亡の試算も―中国メディア

11日、観察者網は、中国で「寝そべり式」の新型コロナ対策を取った場合に、約160万人が死亡するとの試算が研究者によって発表されたと報じた。

2022年5月11日、中国メディアの観察者網は、中国で「寝そべり式」の新型コロナ対策を取った場合に、約160万人が死亡するとの試算が研究者によって発表されたと報じた。

記事は、復旦大学、華山医院、米国立衛生研究所、インディアナ大学の研究者が10日に共同で医学誌「ネイチャー・メディシン」上で、「完全な寝そべり式」のコロナ対策を選択した場合、中国では6カ月後にオミクロン株によって160万人近い死者が発生するとのモデリング研究を発表したと伝えた。

そして、研究者が新型コロナの感染を抑えるにあたり大きな影響を持つファクターとしてワクチン接種、特に60歳以上の接種、抗ウイルス治療、学校や職場の封鎖を含む非医薬品介入(NPIs)の3つを挙げた上で、中国がオミクロン株に対する強い感染予防対策を取らず「完全な寝そべり式」の方針を採用した場合、1億1200万人以上がオミクロン株に感染し、510万人が入院して270万人が集中治療室での治療が必要となり、160万人近くが死亡して、その約4分の3が60歳以上のワクチン未接種患者になるとの試算結果をはじき出したことを紹介した。

また、3つのファクターはいずれか1つを単独で講じてもオミクロン株の脅威を季節性のインフルエンザ以下(年間死者数約8万8000人)にまで抑え込むことはできず、複数のファクターを組み合わせることで初めてオミクロン株の影響を許容範囲にまで下げることが可能になるとの見解を示した伝え、現在中国政府が進めている「動的ゼロコロナ」(早期発見と迅速な隔離の徹底)の方針が中国の感染拡大を食い止める上で最善策であることを強調した。(翻訳・編集/川尻)

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