南北首脳会談合意への日中の反応を韓国メディアが分析=韓国ネット「世界平和より自分たちの利益か」「状況は変わった」

南北首脳会談合意への日中の反応を韓国メディアが分析=韓国ネット「世界平和より自分たちの利益か」「状況は変わった」

8日、韓国メディアは、4月末に板門店の韓国側施設「平和の家」で南北首脳会談が開催されることに対する日本と中国の反応を分析した。写真は板門店。

2018年3月8日、韓国・国民日報は、4月末に板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で南北首脳会談が開催されることに対する日本と中国の反応を分析した。

記事によると、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は7日の定例記者会見で、韓国と北朝鮮が首脳会談開催に合意したことについて「中国は平昌(ピョンチャン)冬季五輪をきっかけに広がる南北の交流活動を支持する」とし、「今回の成果は朝鮮半島全国民と各国の共通利益に合致し、地域の平和と安定にも役立つ」と評価したという。しかし一方で、中国のメディアからは「南北には米国を抑制する力がないため、中国とロシア、国連安全保障理事会を引き込もうとするだろうが、このような局面において中国の能力と態度が持続的(に重要)な役割をすることになる」との分析も出ているそうで、これについて記事は「中国の役割を強調したものだが、逆の見方をすると『チャイナパッシング(中国外し)』を懸念しているともとれる」と指摘している。

また記事は、安倍晋三首相が6日にカナダのジャスティン・トルドー首相との電話会談で「北朝鮮の『微笑み外交』に目を奪われ、対北朝鮮圧力を強化する方針から離脱してはならない。当分の間は対北朝鮮圧力を高めつつ、各国と連携して状況を見守る方針」との考えを示したと伝え、「警戒感を示した」と分析した。さらに、菅義偉官房長官が定例記者会見で「北朝鮮との過去の対話が非核化につながっていない教訓を踏まえて対応すべき」とし、「対話のための対話は意味がない」と述べたことも紹介。その上で「日本は朝鮮半島の対話ムードの中で自国が疎外されることを懸念している」と主張。その理由について「北朝鮮が核兵器を放棄する方向で米国と合意する可能性があるため、日本を射程圏に含む中・短距離ミサイルが議論の対象から外れることを懸念している」と説明した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからも「日本はむしろ戦争が起きることを望んでいるのかも」「どうせ中国は金もうけにしか興味ない」「日中は世界平和より自分たちの利益のことで頭がいっぱいなんだろう」「米朝が関係を修復したら日中は蚊帳の外だな」などさまざまな見解が寄せられている。

また「日本も中国もパッシングして、この問題は南北間で解決しよう」「自主統一しかない」「少し前までは何かあるごとに『コリアパッシング』だったけど、状況は変わった」など、南北間での問題解決を望む声も見られた。(翻訳・編集/三田)

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