アジアのカジノ産業に中国が警告「よその国でやれ」―シンガポール紙

アジアのカジノ産業に中国が警告「よその国でやれ」―シンガポール紙

27日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによると、中国がアジア各地のカジノに対し、「賭博の売り込みはよその国でやれ」と警告している。資料写真。

2017年6月27日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによると、中国がアジア各地のカジノに対し、「賭博の売り込みはよその国でやれ」と警告している。

上海の裁判所は26日、オーストラリアのカジノ大手クラウンリゾーツの従業員と元従業員の16人に対し、中国で賭博の宣伝を違法に行ったとして、禁錮9〜10カ月の判決を下した。

日本やオーストラリアも含めたアジア各国のカジノは中国市場からの客を取り込もうと期待しているが、中国からは年間数千億ドルもの資金が海外のカジノが原因で流出しているとされ、中国政府はそうした資金の国外流出を食い止めようとする動きを強めている。

業界関係者によると、リゾート施設を運営するカジノ企業は中国ではホテルやレストランの宣伝はできてもカジノは宣伝できない。中国の会社法を研究しているシドニー工科大学の専門家は、中国では賭博は違法行為で、今回の判決はカジノ運営会社に対する警告だと話している。

しかし、今回中国から発せられた警告の効果は限定的だと見る専門家もいる。海外のカジノ会社はオンラインカジノや電話を通じたサービスを拡大させることで、中国人利用客を増やそうとしている。フィリピンやベトナムは電話での賭博を認めており、カジノ産業に税制面で優遇措置も与えている。(翻訳・編集/岡田)

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