中国大使がカナダメディアの報道に不快感=「中国を見下し、敵視している」

中国大使がカナダメディアの報道に不快感=「中国を見下し、敵視している」

4日、カナダのテレビ局CTVのニュースサイトによると、盧沙野駐カナダ中国大使がカナダ通信のインタビューに対して、カナダメディアの中国に関する報道に不快感を示した。資料写真。

2017年7月4日、カナダのテレビ局CTVのニュースサイトによると、盧沙野(ルー・シャーイエ)駐カナダ中国大使がカナダ通信のインタビューに対して、カナダメディアの中国に関する報道に不快感を示した。

記事によると、盧大使はカナダメディアの報道について、「両国の経済貿易協力に対して常にカナダ側が損するような見方をし、中国がカナダの資源を買い尽くし、先進技術を盗むのではないかと恐れている。また、自由貿易協定を結ぶと自国の市場が中国に占領されると主張している。彼らはいつも中国を敵のようにみなし、国の安全を脅かすのではないかと考えている」と指摘したという。

さらに「彼らは中国を見下している。中国には民主や人権、自由がなく、交流をする価値もないと考えている」などとし、「いずれにせよ、彼らは中国をカナダと同等であると見ることはなく、カナダの方が優れているつもりでいるようだ」と指摘した。

中国大使の率直な話は、両国が人権問題で意見の相違があることを示している。記事によると、カナダ側は人権問題をFTA(自由貿易協定)合意の一部に盛り込むよう望んでいるが、中国側は強くこれに反対している。盧大使は一方で、カナダ政府がFTAに人権問題を盛り込むよう主張しているのは世論の圧力によるものかもしれないとの見方を示し、「カナダメディアの力は強い。どんなに強い政府でもメディアに従わざるを得ない時がある」と語った。

カナダでは、先日行われた世論調査で8割近くの市民が中国資本によるカナダのハイテク企業買収に反対していることが明らかになったばかり。カナダ通信社によれば、カナダ政府は中国とのFTA協議について国民から意見を求め始めているという。盧大使は「わが国は急がない。FTAは両国にとってメリットがあるが、実際はカナダにとってのメリットが多い」と語っている。(翻訳・編集/川尻)

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