中国の企業家が大金はたいて抗日博物館を建設、11年で26万人訪れる―中国メディア

中国の企業家が大金はたいて抗日博物館を建設、11年で26万人訪れる―中国メディア

南京の企業家が2006年に私財を投じて「南京民間抗日戦争博物館」を設立した。これまで26万人余りが博物館を訪れているという。

2017年7月6日、中国軍網によると、江蘇省南京市に住む呉先斌(ウー・シエンビン)さんは企業家だが、同時に収蔵家で、2005年からは専門家の指導を仰いで南京事件に関する歴史資料を収集するようになり、2006年には私財を投じて「南京民間抗日戦争博物館」を設立した。

博物館が収蔵する資料は5700点余り、文献資料は4万冊を超え、電子化された資料も数多く所有しているという。中国や日本で見つかった関連資料を収集しており、当時の日本軍が南京で働いた悪行を示す証拠として提示している。

呉さんは博物館を歴史教育や歴史事実の周知、研究の場として活用できるように力を注いでおり、関連事業や学術交流も積極的に行っている。開館から11年がたち、これまで訪れた人は26万人余りに上る。博物館の設立や運営に投じた私財は3000万元余り(約5億円)。「南京人の末裔(まつえい)として、多くの人に歴史を伝える責任がある」と話している。

日本もたびたび訪れ、講演や民間交流事業を行っている。2015年には、宮崎県の平和の塔に使われている礎石の一部は中国から略奪されたものだとして県に返還を要求。さらに、刻まれている「八紘一宇」の文字をめぐって県に文字を削るように要求した。また、2014年には名古屋で行われた「あいち・平和のための戦争展」にも自費で参加している。(翻訳・編集/岡田)

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