中国では「三姓家奴」なのに…日本では呂布の人気が高い理由―中国メディア

中国では「三姓家奴」なのに…日本では呂布の人気が高い理由―中国メディア

12日、中国の生活情報サイト・太平洋網路が、日本で呂布の人気が高い理由について分析する記事を掲載した。資料写真。

2017年7月12日、中国の生活情報サイト・太平洋網路が、日本で呂布の人気が高い理由について分析する記事を掲載した。

記事は、中国では三国志の登場人物である呂布は、「勇ましくはあっても知恵に欠け、恩義知らずで、丁原を裏切ってから董卓も裏切り、最後は完全に孤立して死んだ」として評判は良くないと指摘。「三姓家奴」(三つの家の奴隷)としてののしられる存在だとした。

しかし、日本での呂布人気は「中国人の想像を超えるものだ」と記事は紹介。例えば、日本メディアがおこなった好きな三国志の登場人物ランキングでは、1位が諸葛孔明、2位が劉備玄徳、3位が関羽だったが、7位に呂布が入っていると伝えた。

その理由について記事は、「日本文化が形づくった日本人独特の思考」と関係があると分析。日本人が英雄について評価する際は、その人の立場を見るのではなく、「どれだけ頑張ったか」、「どれだけ人情があるか」を見るのだという。それで、呂布は一心不乱に時代を駆け抜けた人物で、何度も裏切ろうとも「信念のために一生懸命生きた」として許され、英雄扱いになるのだと主張した。

中国では「日本人は強者を崇拝する」との考えが広まっているものの、「一生懸命」という前提があれば、日本人は弱者に対しても寛容で溺愛する態度を示すと記事は分析。例えば、新撰組がそのよい例で、中国人的な思考からすると新選組はただの幕府の犬だが、日本人は新選組を「信念のために一生懸命だった」と高く評価するのだという。

さらに、日本人は「早死にした」英雄に同情する傾向もあると指摘。坂本竜馬や土方歳三、西郷隆盛、源義経、織田信長などがそうで、いずれも死に方が悲惨だという共通点があり、この点、呂布の最期も悲惨であるため、人気が高いのだと論じた。(翻訳・編集/山中)

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