料理に蒸留酒使い大炎上、着衣の火を振り払おうとしたら酒瓶爆発―中国

料理に蒸留酒使い大炎上、着衣の火を振り払おうとしたら酒瓶爆発―中国

江蘇省・県級丹陽市内で、主婦が調理に「白酒(バイジウ)」と呼ばれる蒸留酒を使ったところ鍋から想定外の大きな炎が立ち上り、燃え移った着衣の火を消そうとしていた最中に酒瓶が爆発した。資料写真。

江蘇省・県級丹陽市内で、主婦が調理に「白酒(バイジウ)」と呼ばれる蒸留酒を使ったところ鍋から予想外の大きな炎が立ち上り、着衣に燃え移った火を消そうとしていた最中に酒瓶が爆発した。中国紙・揚子晩報が7月31日付で報じた。

成(チョン)さんは53歳の主婦だ。7月21日午前10時ごろ、昼食のために「紅焼肉(ホンシャオロウ)」という料理を作っていた。「紅焼肉」は角切りの豚バラ肉の角切りを炒め煮して作る。中国では家庭でもよく作られる料理だ。料理の際に酒を使うことも一般的で、成さんは「白酒」と呼ばれる蒸留酒を使った。

「白酒」とは中国伝統の透明な酒。1990年代ごろからはアルコール度数の比較的低いタイプのも出回るようになったが、本来は60度以上のものも珍しくない極めて強い酒だ。調理には慣れているはずの成さんだが、この日は違った。「白酒」を入れたとたん、目の前の鍋から巨大な炎が立ち上った。成さんの体にも瞬時に炎が移り、着衣が燃え出した。

慌てて酒瓶をガスコンロの上に置き、着衣の火を振り払おうとした。次の瞬間、ガスコンロの火のすぐそばに置いた酒瓶が爆発。飛び散る「炎のしずく」を浴びた成さんの悲鳴が響きわたった。驚いて駆け付けた夫が服を脱がせ、水をかけて周囲の火を消した。成さんは丹陽市人民医院(人民病院)に運ばれ、入院して治療を受けることになった。

同委員の火傷整形外科主任の王(ワン)医師によると、成さんは左手、左足、顔、首にやけどを負っている。記事は、まだ入院中だが快方に向かっていると伝えた。

なお、着ている服に火が燃え移る「着衣着火」と呼ばれる事故の際には、服を脱がせずに水をかけるなどでまず消し止めるべきとされている。急いで服を引きはがした場合、皮膚がさらに大きなダメージを受けることがあるからだ。

消費者庁(日本)も2015年11月18日に発表した高齢者のやけどに注意を呼び掛ける文章で、発生しやすい事故の一つに着衣着火を挙げ、発生した場合には「水をかぶって火を消す」、「水がなければ床や地面に火を押し付けて消す」よう求めている。日本で発生している高齢者の着衣着火の場合、ガスコンロの火だけなく、仏壇のろうそくが燃え移る事故が多いという。(翻訳・編集/如月隼人)

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