中印国境対峙、ダライ・ラマ「戦争にはならない」―米メディア

中印国境対峙、ダライ・ラマ「戦争にはならない」―米メディア

中国とインドがブータンを含む3カ国の国境付近で互いの越境を非難し、両軍のにらみ合いが続く中、チベット仏教の最高指導者でインドに亡命しているダライ・ラマ14世が9日、大きな戦争につながる可能性は低いとの認識を示した。

2017年8月9日、米ボイス・オブ・アメリカによると、中国とインドがブータンを含む3カ国の国境付近で互いの越境を非難し、両軍のにらみ合いが続く中、チベット仏教の最高指導者でインドに亡命しているダライ・ラマ14世が同日、大きな戦争につながる可能性は低いとの認識を示した。

中国軍は6月中旬、中国とブータンの係争地で、インドの国境地帯でもある洞朗(ドクラム)高地で道路建設を開始し、これを止めるためブータンの後ろ盾となっているインドが軍を派遣し両軍のにらみ合いが続いている。

ダライ・ラマ14世は9日、インドの編集者組合が企画したイベントに出席し、「この問題がそれほど深刻だとは思わない。インドと中国はどちらも大国だ。両国とも相手を排除する能力を持っておらず、横並びに生きなければならない」とし、「一時的にいくつか厳しい言葉が使われているが、衝突の可能性はとても低い」と述べた。

インドの通信社、プレス・トラスト・オブ・インディアによると、中国はインドからの「同時撤退」案を拒絶した。インド国防省は8日、財務省に対し、軍事の近代化と「日常の運営」のため2000億ルピー(約3442億円)の追加資金を要求している。(翻訳・編集/柳川)

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