PM2.5の次は…中国北部で有害なオゾンの濃度が上昇―香港紙

中国で脳卒中などのリスクの恐れのある有害オゾン濃度が上昇  PM2.5の減少が影響か

記事まとめ

  • 中国で汚染対策が進められ、北部の33都市では微粒子状物質であるPM2.5が減少した
  • 一方で、脳卒中や心臓病などのリスクが高まる恐れのあるオゾン濃度は上昇している
  • PM2.5などの減少で日照量が上がり、生成に太陽光を必要とするオゾンの濃度が上昇か

PM2.5の次は…中国北部で有害なオゾンの濃度が上昇―香港紙

PM2.5の次は…中国北部で有害なオゾンの濃度が上昇―香港紙

中国では汚染対策が進められているが、北部の都市ではオゾン濃度が上昇している。写真は北京。

2018年4月12日、中国では汚染対策が進められているが、北部の都市ではオゾン濃度が上昇している。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国では毎年冬になると工業や輸送などの産業で汚染対策がいっそう強化され、2013〜2017年は大気汚染の改善目標が達成されてきた。

しかし、北部の33都市では大気中の微粒子状物質(PM2.5)は減少したものの、日中の大気中のオゾン濃度は大幅に上昇していることが、北京大学の専門チームによる研究で判明した。

公開された報告書によると、2014年から2017年の間に、北部の10都市でオゾン濃度が40%も上昇。他の汚染物質は減少しているのに、オゾンは急激に濃度を増しているという。

報告書は「大気中のPM2.5やPM10が減少し日照量が上がったことでオゾンが生成されやすくなったのではないか」と指摘している。オゾンは生成に太陽光を必要とする。

なお、オゾン濃度の上昇で脳卒中や心臓病などの健康リスクが高まる恐れがあると、中国の専門家が2017年の報告書で指摘していた。(翻訳・編集/岡田)

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