ソウル、金融センター競争力で10年ぶりに東京を上回る=韓国ネット「日本とは比較にならない」

ソウル、グローバル金融センター指数で10年ぶり東京を上回る

2022年12月5日、韓国メディア・韓国経済は「世界主要都市の金融センターとしての評価で、ソウルが10年ぶりに東京を上回った」と伝えた。

記事は、英シンクタンクZ/Yenグループが毎年2回発表している、世界の主要都市の金融センターとしての競争力を示す「世界金融センター指数(GFCI)」ランキングについて紹介している。直近の今年9月のランキングでは、ソウルは11位と評価され、16位にとどまった東京を抜いた。07年に同ランキングの発表が始まって以来、ソウルが東京の順位を上回ったのは12年9月以来で、これで2度目となる。

東京は20年3月には3位まで上がったが、同年9月は4位、21年3月は7位、同年9月は9位、今年3月は9位と下落を続け、さらに順位が急落した。「日本政府が2年以上にわたり実施した外国人の入国規制が決定的な影響を及ぼした」と説明されている。ただ、日本は10月から入国規制を大幅に緩和しており、記事は「次の調査からは、ソウルは安心できない」と指摘している。ソウルは20年が33位と25位だったが、21年に16位と13位まで上がり、今年は12位と11位となった。

項目別に見ると、ソウルは人的資本が5位、インフラが5位、金融業発展度が4位となっている。アジア金融ハブの香港(それぞれ8位、6位、7位)やシンガポール(それぞれ7位、3位、6位)とも渡り合える順位だと、記事は評している。

またフィンテック(Fintech=金融技術)のランキングでは、ソウルは14位で、やはり東京(25位)に大きく差を付けた。釜山も19位に入っている。ただ、記事は「IT大国を誇る韓国がデジタル後進国の日本を上回るのは当然で、喜ぶことではない」と指摘している。また、ソウルの順位は中国の主要都市には完敗しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「国土面積は韓国の3.8倍。人口1億人以上。世界3位の経済力を持つ日本に勝つという、クッポン(極端な愛国主義)記事」「売上高1兆以上の企業数も日本は(韓国の)4倍にもなるというのに、比較にならないよ」「東京=ソウルではなく、大阪=ソウルだ。東京と比較できるような都市は韓国にはない」「こういうクッポン記事がたまに出てきて、あきれてしまう」など、否定的なコメントが寄せられている。「問題は、韓国はソウルに全てが集中しすぎていることだ」「首都圏にだけ競争力があっても仕方ない。地方は死にかけている」という声も目立った。

また、「東京に行ってみるといい。率直に言って、単純に可視的な面では20年くらい先を進んでいるように見えるから」というコメントもあったが、これには「それはない。韓国のほうが最新を取り入れている。日本人は変わることが好きじゃないからね」「東京には10回以上行ったけど、ソウルより劣って見えるが」「各都市ごとに、それぞれ尊重すべき長所がある。東京はコロナ前まではあらゆる調査でパリよりも観光競争力が高いと評価されていた。東京の長所はデジタルではない。韓国の長所はコロナ以降、給湯したコンテンツパワーとデジタルインフラ。金融や人材ハブとしての力はシンガポールよりずっと下だよ」など、さまざまな意見が交わされていた。(翻訳・編集/麻江)

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