信号無視した人の個人情報さらす、当局の過激なやり方に賛否―中国

信号無視した人の個人情報さらす、当局の過激なやり方に賛否―中国

深センでは信号無視を抑止するため、違反した人の個人情報の一部をスクリーンで公開するシステムが導入されているが、さらにネット上でも公表することになった。

2018年3月15日、中国メディア・騰訊(テンセント)によると、広東省深セン市では2017年から信号無視した人の氏名や写真、身分証番号などの個人情報をスクリーンで公開するシステムが導入されているが、この個人情報がネット上でも公表されることになった。

このシステムは顔認証によって信号無視した人をデータベースで照会。写真や氏名を公開することで、市民の信号無視を抑制するのが狙いだという。これまで交差点に設置されたスクリーンに個人情報が映し出されていた。これがネット上でも公開される。

ネットユーザーの間では「そもそも信号無視は違法行為。にもかかわらず法律に守ってもらいたいとはずうずうしい」「こういうの賛成!危険な信号無視はするのに、プライバシーや体裁は守りたいって?」「信号無視で事故が起きるよりずっといい。全国各地でやってもらいたい」「権利を主張するなら、その前に義務を果たさないと」など、賛同の声もある。

一方で、こうしたシステムの導入やネット上にまで個人情報をさらしてしまう当局のやり方に「身分証番号や写真までさらす必要性ある?うっかりやタイミングの悪い時だってあるだろう」「誰かに悪用されないか心配」「命と個人情報、どっちも大事だよ」「殺人犯や強盗犯にはモザイクをかけるのに、信号無視すると身分証までさらされてしまう…。一般人が一番損してるね」などの不満の声も聞かれる。

この他、「こんなのがあるなら、落とし物なんかすぐ戻ってきそうなものだけど、届け出てもまだ連絡ひとつない」「行方不明の子どもたちだってすぐ見つかりそうなものだ」「俺のバイクも見つからない。警察官は『ささいな事件だからね、気長に待ってな』だって」「何で見つからないかって、そりゃ中国人だからだよ。外国人ならすぐ見つけてくれる。残念だったね、中国人で」「これ、顔認識技術を使ってるんだろ?これからは外出するときはサングラスにマスクが欠かせないな」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/岡田)

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