米国に圧力をかけられる中国、「調子に乗った」からなのか―中国メディア

米国に圧力をかけられる中国、「調子に乗った」からなのか―中国メディア

15日、環球時報は「中国が米国から圧力をかけられているのは、中国が調子に乗ったからなのか」とする評論記事を掲載した。写真は天安門広場。

2019年6月15日、環球時報は「中国が米国から圧力をかけられているのは、中国が調子に乗ったからなのか」とする評論記事を掲載した。

記事はまず、「中国は米国からさまざまな圧力を受けている。もしわれわれがもっと丁重でいれば、米国からの制裁を避けることができたのだろうか。米国から圧力を受けるのは、本当に中国が調子に乗ってタブーを犯したからなのだろうか」と疑問を提起。その答えとして「そうではない。これまで中国は調子に乗ってきたことはない」と主張した。

その上で、例として「東風41ミサイル」や「国産空母」を挙げ、「国外では確証のない『すでに完成した』といった情報がすぐに出回り、さらには『中国は情報を隠している』と非難する。しかも、ちょっと設計図が出た、あるいは鋼板の溶接が始まったとの情報が流れると、すぐに『戦略的な脅威になる』と騒ぎ立てる。しかし、中国は根深い慎ましさを持っており、戦力を示す手順に変化はない。戦略ミサイルも、きちんと装備された後、機会を見て正式に発表するというのがわれわれの習慣だ」とした。

また、「南シナ海においてもわれわれは丁重な姿勢を保ち、他国に侵犯された島を奪い返す実力を持ちながらそれを使わずに抑えている」と主張。一方で、「かたや米国は世界各地に軍事基地を建設し、軍隊を増派したり中国を脅かす新兵器を配備したりしている。それに比べれば、中国が南沙諸島で主として民間用の建設を公に宣言することなど、取り立てるほどの問題ではないではないか」と訴えた。

さらに、「一帯一路」についても、「あくまで提唱であって戦略ではない。中国のメディアは非常に真面目であり、これまで戦略と書き誤ったことはない。われわれはここでもオープンで共同発展を原則とする丁重な姿勢を見せており、米国から抗議を受けるいわれなどない。台湾問題も、蔡英文(ツァイ・インウエン)当局が『92コンセンサス』を拒否しなければそもそも波風など立たなかった」と主張した。

記事は、「世界の大国で30年来戦争をしていない中国に『好戦的』というレッテルを貼ることはできない。そして、中華民族の復興を『米国から盗んだもの』と批判されたり、留学生たちが『中国のスパイ』呼ばわりされたりするのは、受け入れられない。われわれは相互リスペクト、相互利益という信念に対して、十分に真摯(しんし)に行動しているのである」と論じた。(翻訳・編集/川尻)

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