AI開発の主導権は米中2強に、欧州は脱落―英紙

AI開発の主導権は米中2強に、欧州は脱落―英紙

人工知能(AI)開発の主導権は米中の2強体制になりつつある。写真は武漢大学のAI研究機関。

2018年3月25日、米国がリードする人工知能(AI)開発で、中国が急激に追い上げている。参考消息(電子版)が伝えた。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、AIではこれまで米国が常に世界をリードしてきた。AIに関する重要な論文はほぼすべて、軍事利用のための新技術開発・研究を行う米国防総省の機関・国防高等研究計画局への謝意が記されている。

しかし、AI研究を独占している米国に、中国が肩を並べようとしている。2月にルイジアナ州ニューオーリンズで開催されたアメリカ人工知能学会(AAAI)の2018年大会では、中国から提出された論文は1242本。米国の924本よりも多く、採用された論文も米国より3本少ないだけで、ほぼ匹敵している。

中国の急激な台頭は、その開発規模にあるという。AI開発ではデータの蓄積や学習が欠かせないが、中国は人口が米国と欧州を合わせたよりも多く、ビッグデータの活用がしやすい環境にある。

米国と中国が激しい開発競争を繰り広げる一方、欧州の国々はその競争から取り残された状態になっている。欧州全体で見ても米中の競争にはまったく割って入ることができないと記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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