アジア・太平洋地域の海産物、2048年までに取り尽くされる―生態系調査報告

アジア・太平洋地域の海産物、2048年までに取り尽くされる―生態系調査報告

25日、中国新聞網は、人類による過度の開墾や漁獲により動植物の種類が激減し、浄水やエネルギー供給に影響を与えているとする、シンガポールメディアの報道を伝えた。資料写真。

2018年3月25日、中国新聞網は、人類による過度の開墾や漁獲により動植物の種類が激減し、浄水やエネルギー供給に影響を与えているとする、シンガポールメディアの報道を伝えた。

記事は、シンガポール紙・聯合早報による報道を引用。「国連が支援する生物多様性および生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)による550人の科学者が3年間あまりを費やして整理した報告で、2050年までに、汚染や木の伐採による破壊に加え、気候変動も生物の多様性維持にとって重大な脅威になると指摘された」とした。

報告は、世界で最もプラスチック廃棄物の多い10河川のうち8河川がアジアにあること、欧州と中央アジアでは1970年以降に湿地が半減したこと、アフリカでは約50万平方キロの土地が退化していること、米大陸では種の数が欧州からの移民が初めて上陸した時に比べて31%減少し、2050年には40%減にまで達する見込みであることを示している。

さらに、厳しい措置を講じなければ、48年までにアジア・太平洋地域の海産物は全て取り尽くされ、50年までに9割のサンゴが深刻なレベルで退化し、欧州や中央アジアで3分の1の既知の海洋魚類種および42%の陸地動植物の数が減少、100年までにはアフリカで半数以上の鳥類と哺乳類が絶滅するとした。

報告はまた「世界の各地域の生物多様性が低下し続けている。この驚くべき傾向は、各国の経済や人々の生計、食品の安全、生活の質に危害を及ぼすことになる」と警告している。(翻訳・編集/川尻)

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