写真から合鍵を作ってみた、家も車も開け放題―中国紙

「写真で合鍵作成」ネットで販売 「身分証明書は不要」「自動車も99%対応」と宣伝

記事まとめ

  • 中国のネットショップで鍵の写真を送るだけで合鍵が手に入るという情報が拡散している
  • 「身分証明書は不要」「自動車も99%の車種対応」と宣伝、価格は10元(約170円)から
  • 扉が開けられるかを検証する実験を行ったところ、すべて開けることができたという

写真から合鍵を作ってみた、家も車も開け放題―中国紙

写真から合鍵を作ってみた、家も車も開け放題―中国紙

4日、中国紙・成都商報は、ネット上でこのほど、家の鍵でも自動車の鍵でも鍵の写真を送るだけで合鍵が簡単に手に入るという情報が拡散していると報じた。写真は中国の鍵。

2018年4月4日、中国紙・成都商報は、ネット上でこのほど、家の鍵でも自動車の鍵でも鍵の写真を送るだけで合鍵が簡単に手に入るという情報が拡散していると報じた。

記者がネット検索をしたところ、「写真から合鍵作ります」という触れ込みのネットショップが多数あることが確認できた。「身分証明書は不要」「自動車も99%の車種に対応」などとあり、価格は10元(約170円)からと極めて安価だった。

そこで、郵便受けから寝室、家の防犯ドア、自動車のドアまで、写真から合鍵を作成してもらい、実際に扉が開けられるかを検証する実験を行ったところ、すべて開けることができたという。

自動車のドアも開けることができ、盗難防止装置付のエンジン点火装置(イグニッション)も、写真から作った鍵に加えて専用の装置(デコーダー)を用意すれば、簡単にエンジンも始動した。

中国で販売、使用されている錠と鍵は、最も防犯性が低いとされる「A級」、防犯性が高い「B級」、防犯性が特に高い「C級」(超B級)という3グレードに分類されているというが、どのグレードでも開錠できた。これについて業界団体の関係者は「グレードはピッキングなどに対する防犯性を示すものであり、詳細な画像があれば複製は可能だ」とし、「自動車のキーは複製がさらに容易だ」と話している。

この関係者は、ネットで画像をもとに合鍵が容易に入手できてしまう現状について「安全リスクが高い」とし、業界の管理強化や登録制度の厳格化などを政府関係部門に求めていると明らかにした。(翻訳・編集/岡田)

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