北京大学病院の精子バンク、提供者に「共産党への忠誠」要求―仏メディア

中国の北京大学病院、精子提供者の条件に「中国共産党への忠誠」か 仏AFP通信が報道

記事まとめ

  • 北京大学病院が掲げた、精子バンクに精子を提供する際の条件が波紋を呼んでいる
  • 20-45歳の男性のうち中国共産党への忠誠を誓い、健全な思想的な背景があることを要求
  • 中国には23カ所の精子バンクがあるが、上海や広東省などでは政治的な条件はないという

北京大学病院の精子バンク、提供者に「共産党への忠誠」要求―仏メディア

北京大学病院の精子バンク、提供者に「共産党への忠誠」要求―仏メディア

6日、仏AFP通信によると、中国の北京大学病院はこのほど、病院内の精子バンクに精子を提供する際の条件として「中国共産党への忠誠を誓い、健全な思想的な背景があること」を掲げて波紋を呼んでいる。写真は北大医院。

2018年4月6日、仏AFP通信によると、中国の北京大学病院はこのほど、病院内の精子バンクに精子を提供する際の条件として「中国共産党への忠誠を誓い、健全な思想的な背景があること」を掲げて波紋を呼んでいる。仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)が伝えた。

北京大学病院は、ネット上に精子提供者の条件を掲載。20〜45歳の男性のうち「家族に遺伝性の病気や伝染病がなく、健全な思想背景を持っていること。社会主義の祖国を愛し、共産党政府を守り、党に忠誠を誓い、道徳と法を守り、いかなる政治的な問題もないこと」を求めた。条件をクリアして精子を提供した場合、5500元(約9万3200円)の報酬を得られる。

中国では全国に精子バンクが計23カ所あり、多くは提供者不足に悩まされている。しかし、上海や広東省などの大都市では、提供者に政治的な条件を求めることはないという。今回の北京大学病院の方針に、ネットには冷ややかな声も。「共産党は精子の一粒にまで愛を求めるのか」と皮肉っている。(翻訳・編集/大宮)

関連記事(外部サイト)