中国でゴールデンタイムの海外番組放送が禁止に、ネットでは批判が多数

中国でゴールデンタイムの海外番組放送が禁止に、ネットでは批判が多数

20日、観察者網は、国家広播電影電視総局の草案で、ゴールデンタイムでの海外番組の放送禁止が規定されていると伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真はドラえもん。

2018年9月20日、観察者網によると、国家広播電影電視総局が20日公開した「境外人員参加広播電視節目制作管理規定」の草案で、午後7〜10時のいわゆるゴールデンタイムに許可なく海外の番組を放送してはならないと規定されていることが分かった。

記事によると、「海外の映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー及びその他の番組の放送は、各テレビ局が1日に放送するすべての番組の30%を超えてはならない」とも規定されているという。

また、この草案では「導入して放送する海外の番組は、中国人民の精神文化生活を豊かにし、世界の優秀な文化を吸収して、中国と海外の文化の平等な交流を促進するものでなければならない」とも規定している。

さらに、「未成年の合法的権益または未成年の心身の健康を害する内容を含んでいてはならない」とされ、「中国の尊厳や名誉、利益を損なう内容や、社会の安定に危険を及ぼすもの、民族感情を害するなどの活動をしている海外組織が制作・参加した番組、並びに上述の行為をする個人が参加する番組」の放送も禁止しているという。

これに対し、中国のネットユーザーから「当局は何でも禁止することから始めているようだ。現在のアイドルと低品質の映画やドラマが氾濫する状況には何の制限もない。海外番組を禁止すれば状況が改善されるのだろうか?」「毎日、新聞聯播(中国中央テレビが毎日午後7時から30分間放送しているニュース番組で、共産党監督のもとに制作されている)と神的な抗日ドラマを見ていろ、ということだな」など、批判的なコメントが多く寄せられた。

また、「ネットテレビの時代になったのに、ゴールデンタイムとかまだ言ってるのか」「もうとっくの昔にテレビなんて見てないけど。ネットで自主的に番組を選んでいる」など、禁止しても効果はあまりないとの意見も多かった。

ほかには、「人民を大人になれない子どもと見なしているんだな。なんて愛情深いんだ」「人民の思想コントロールを強化するのですね。いいことじゃないですか」など皮肉めいたコメントも上がっている。(翻訳・編集/山中)

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