韓国芸能界と警察の癒着で閣僚謝罪、「国民は捜査機関に不信感」と韓国メディア

韓国芸能界と警察の癒着で閣僚謝罪、「国民は捜査機関に不信感」と韓国メディア

韓国で芸能界や警察などを巻き込んだスキャンダルが拡大し、担当閣僚が謝罪した。疑惑をめぐっては「特権層」と「権力機関」の癒着が取りざたされ、聯合ニュースは「国民は捜査機関への不信感を募らせている」と伝えている。

韓国で芸能界や警察などを巻き込んだスキャンダルが拡大し、担当閣僚が謝罪に追い込まれた。事態を重視した文在寅大統領は徹底捜査を指示した。一連の疑惑をめぐっては「特権層」と「権力機関」の癒着が取りざたされ、聯合ニュースは「国民は捜査機関への不信感を募らせている」と伝えている。

スキャンダルの舞台の一つになったのは、ソウル市内のクラブ「Burning Sun」。クラブの経営に関与していた韓国の男性グループ「BIGBANG」のV.I(スンリ)に海外投資家への性接待疑惑が明るみに出て、V.Iは芸能界を引退した。

聯合ニュースによると、「Burning Sun」については、未成年者の出入りに警察が目をつぶった疑いなどがあるほか、警察幹部が芸能人のビジネスの後ろ盾になっていた疑惑も浮上している。クラブ内での麻薬使用、性犯罪や警察との癒着を追及するため、152人で構成された合同チームが捜査を行っているという。

警察庁を管轄する金富謙・行政安全部長官は19日に記者会見し、「違法行為を根絶すべき一部警察官の癒着疑惑まで浮上したことについて(警察を管轄する)行政安全部の長官として深く謝罪する」と述べ、「警察官の癒着・不正が事実と判明すれば、地位を問わず厳罰に処するつもりだ」と言明。「(警察)組織全体の命運を懸けなければならない状況」との認識を示した。

共に会見した朴相基・法務部長官は女優のチャン・ジャヨンさんが事務所から性的接待を強要されたとのメモを残して2009年に自殺した事件、元法務部次官が建設業者から性接待を受けた疑惑について「韓国社会の特権層で発生した事件」とし、「検察や警察がずさんな捜査をしたり真相解明を阻み、隠蔽(いんぺい)したりした状況が見えることから、国民の怒りを招いた」と指摘。「検察過去史委員会」の要請を受け入れ、3月末が期限だった同委員会の活動期間を2カ月間延長する方針を明らかにした。

さらに朝鮮日報はソウル地方警察庁広域捜査隊が「警察総長」という別名で呼ばれ、クラブ、芸能人と癒着していた疑惑が持たれている警察庁幹部(日本の警視正に相当)を公務で知り得た秘密を漏らした疑いで立件した、と報じた。この幹部は2016年7月、V.Iらがソウル市内に開業したクラブ「モンキーミュージアム」が警察の捜査を受けた際、捜査情報を投資会社代表に教えたなどとされる。

芸能人に関しては5人組ロックバンド「FTISLAND」のチェ・ジョンフン(盗撮物流布容疑で21日に逮捕)が過去に捜査対象になった事件で、警察に頼んでもみ消したことも発覚。スキャンダルは底なし沼の様相を呈している。(編集/日向)

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