化学工場で大規模爆発、地震観測システムも揺れを探知―江蘇省塩城市

化学工場で大規模爆発、地震観測システムも揺れを探知―江蘇省塩城市

21日、江蘇省塩城市にある化学工場で大規模な爆発が発生した。中国で地震観測と発表を行う中国地震台網はマグニチュード3.0前後の地震が発生したと速報した。

2019年3月21日、江蘇省塩城市陳家港工業園区(工業パーク)にある化学工場で大規模な爆発が発生した。中国で地震観測と発表を行う中国地震台網は江蘇省塩城市響水県付近(東経119.75度、北緯34.34度)で同日午後2時48分、マグニチュード3.0前後の地震が発生したと速報した。中国の多くのメディアが同日付で報じ始めた。

響水県当局は21日午後4時50分、県内工業園区にある天嘉宜化工有限公司で午後2時48分に爆発が発生したと発表した。同社は農薬を製造しており、揮発性の高いベンゼンの容器が爆発したとみられている。当局は消火と人員救助を進めると同時に、環境汚染の測定にも着手した。

工場敷地に近い場所では、建物の窓ガラスが粉砕され、路上に倒れる負傷者もいた。停車していた自動車が多数、地表から跳ね上がったとの証言もある。爆発した工場から1キロメートル前後の距離には幼稚園や小学校があり、割れた窓ガラスで負傷した児童もいるという。

中国メディアの封面新聞によると、隣の灌南県の造船所にいた人は、「まるで地震だった。ものすごい音がした」と述べた。爆発現場から30キロメートル以上離れた地点でも、建物のガラスが振動したという。日本時間同日午後10時ごろまでには、同爆発で6人が死亡したとの記事も発表され始めた。死傷者の数はさらに増える可能性がある。

なお、中国地震台網はその後、揺れの規模をマグニチュード2.2に修正して確報とした。(翻訳・編集/如月隼人)

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