日本の小学校から届いた連絡帳、その内容に中国系の男の子の親が激怒―華字メディア

日本の小学校から届いた連絡帳、その内容に中国系の男の子の親が激怒―華字メディア

華字メディア・日本新華僑報網は21日、「中国系の男の子が直面した『虐待』と『差別』」と題する記事を掲載。都内の小学校に通う2年生の男の子の事例を紹介した。

華字メディア・日本新華僑報網は21日、「中国系の男の子が直面した『虐待』と『差別』」と題する記事を掲載。都内の小学校に通う2年生の男の子の事例を紹介した。

記事によると、この男の子には学校での行き過ぎた行動が見られた。それは、同級生と一緒に騒ぐ、同級生と一緒に他の子をいじめる、授業中に大きな声を出すなど。両親は学校からの連絡帳でこうした指摘を受けるたびに、男の子の尻をたたいてしかり、男の子は大声で泣いた。

ところがある日、家の前に1枚の紙が貼られた。そこには「暴力的な教育は間違っている。子どもの泣き声が近所迷惑になっている。これが続くようなら児童相談所や警察に届け出る」などと書かれていた。これ以降、両親は子どもを強くしかることができなくなったという。

数日後、教師から再び連絡帳が届いた。内容は「お子さんのいたずらが直らず、他の子たちとの交流に支障が出ている。たびたび他の子の邪魔をする。他の子と少し距離を置けば、お子さんも自分のことに集中できるかもしれない」というものだった。これを見た両親は激怒したといい、父親は「学校にクレームをつけて、息子のクラスを変えさせる」と言い、一晩中、教師や学校、そして日本を「外国人差別だ」とののしり続けたという。

記事は、両親のこの反応を「意外だった」としつつ、「今回のことは日本と中国の児童教育の違いを反映している」と分析している。

まず、「華僑や華人は現在でも、子どもに手を挙げる『懲罰教育』が正しいと固く信じている。一方、日本のほとんどの家庭はすでにこの『懲罰教育』をやめ、褒める教育、励ます教育を主としている」と指摘し、「近所の人にしてみれば、この中国の教育は異質なのだ」と指摘した。

次に、「華僑や華人には今なお『子どもには出世してほしい』と願う気持ちが強くあり、子どもが日本の学校で良好な教育を受けることで優秀な人材に成長することを期待している。一方で、日本の家庭の多くは『放任教育』。彼らには、中国人の家庭の厳しい教育を理解することができない」と論じた。

さらに、「異国で暮らす華僑や華人は、『虐待』や『差別』といった感情を刺激する言葉に敏感に反応する。彼らは自分の教育方法、自分の願いが正しいと信じており、他者が自分の教育に干渉することを望まない。ひとたび、『虐待』との指摘を受けると、感情が高ぶってしまうのだ。また、彼らは学校での『待遇』にも非常に敏感で、さまざまな措置に対して差別を感じてしまう」とした。

記事は、日本で暮らす中国人に対して、「日本社会の子どもに対する教育についてよく勉強し、周囲の日本人の家庭や学校、教師とよく交流して、自らの教育方法を調整していくことが必要だ」と提言。「こうしたことは単なる公式に見えるが、実際に行うのは簡単ではない。だが、これを考えることこそが、真に子どもの未来のためになるのだ」とつづった。(翻訳・編集/北田)

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