「水素エネルギー」分野で中国は謙虚に日本に学べ―米華字メディア

「水素エネルギー」分野で中国は謙虚に日本に学べ―米華字メディア

31日、米華字メディア多維新聞は、水素エネルギー開発の分野において、中国は日本から謙虚に学ぶべきであるとする評論記事を掲載した。資料写真。

2019年5月31日、米華字メディア多維新聞は、水素エネルギー開発の分野において、中国は日本から謙虚に学ぶべきであるとする評論記事を掲載した。

記事はまず、河南省南陽市で近ごろ「水を加えれば水素が発生して自動車を走らせることができる」という技術が開発されたという情報の真偽をめぐり、世間で大きな議論が巻き起こっていると紹介。「科学的な常識がないだの、利害関係が背後にあるだのと言われている。しかし理性的に考えれば水は確かに水素に変わり、水素は未来のエネルギーとして重要な存在なのだ」とした。

そのうえで、自ら水素を生む方法は電気分解だけではなく、今回物議を醸した「水を加えれば水素ができる」自動車は水に活性金属を加えて水素を発生させる方法であると指摘。この方法は「有限な活性金属をこのために使用する価値があるかという点で疑問なうえ、環境汚染を引き起こす可能性もある」と解説した。

そして「われわれは水素エネルギーを発展させなければいけないが、投機的な発展を狙ってはいけない」とし、現在中国が取り組むべきことは特にバイオや光触媒によるクリーンな水素生成に関する基礎研究と技術開発だと論じている。

また、もう1つのやるべきこととして「日本やドイツの水素エネルギー研究、開発、利用を謙虚に学ぶこと。特に日本は3、40年の技術的な蓄積を持っており、数年では到底追いつけないことを認めなければならない」とした。

また、水素は燃えやすい危険な気体であり、運搬、保管、使用の各セクションにリスクが存在するため、技術開発を進めると同時に安全管理能力を高める必要があると説明。「これが、中国が水素エネルギーに向けて取り組む唯一無二の道なのだ」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻)

関連記事(外部サイト)