日本と中国の「千と千尋の神隠し」、こんな違いが話題に=中国ネット「中国のは見ていられなかった」

日本と中国の「千と千尋の神隠し」、こんな違いが話題に=中国ネット「中国のは見ていられなかった」

24日、中国版ツイッター・微博で、あるアニメファンのアカウントが先日中国でも劇場上映が始まった日本のアニメ映画『千と千尋の神隠し』のアフレコ現場を撮影した映像を紹介すると、中国のネットユーザーからは大きな反響があった。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で24日、あるアニメファンのアカウントが中国でも劇場上映が始まった日本のアニメ映画『千と千尋の神隠し』のアフレコ現場を撮影した映像を紹介すると、中国のネットユーザーから大きな反響があった。

日本での公開から18年を経て、中国では21日から同作の劇場上映が始まった。中国語吹き替え版には主人公・千尋役に若手女優チョウ・ドンユィ(周冬雨)が、ハク役に俳優ジン・ボーラン(井柏然)が選ばれるなど、豪華なスターらが起用され話題となった。北京日報の24日の報道によると、同作は23日午後8時の時点ですでに1億8000万元(約28億1100万円)の興行収入を上げるなど、中国でも大ヒットを記録している。

この度、微博で紹介された映像には、映画製作当時、宮崎駿監督同席のもと同作の日本人声優陣がレコーディングに臨む様子が映っている。その中で、坊を演じた神木隆之介は当時わずか7歳だったにもかかわらず落ち着いた様子で宮崎監督の指示に応え、主人公・千尋の母親の声優を担当した沢口靖子は肉を食べるシーンのレコーディングで、臨場感を出すために自分の指をくわえたり本物のフライドチキンを食べながら録音したりするといった工夫を見せた。また、湯婆婆を演じた夏木マリは、宮崎監督に「(今のカットは)気に入ったけど使い物にはならない」などと厳しく指摘されるも逆に役者魂を揺さぶられ、熱演を見せスタッフらを圧倒した。

この日本人声優陣らによるアフレコの様子を見た中国のネットユーザーは、「声優って本当にすごい。バケモノ級だ」「日本の声優は本当に無敵の存在だ」「坊はてっきり女の子が演じてるんだと思ってた」「『君の名は。』の神木隆之介、昔からこんなにも才能にあふれてたのね」などと驚きと称賛の声を上げた。

一方、すでに中国での上映に足を運び、中国語吹き替え版を観たユーザーの一部からは、「これを見ると中国語吹き替え版がどれほどひどかったかが分かる」「吹き替え版のチケットを買って失敗だった」「見ていられなかった。吹き替えのせいで名作が台無しにされていた」などと酷評する声が数多く見られた。

また、「中国では、映画公開前に人気スターで固められた吹き替え版声優のポスタービジュアルが発表されたよね。俺たちが観たいのはアニメだってこと、理解してる?(泣)」「なんでプロに頼まなかったんだ?」などといった辛辣(しんらつ)な意見も見られたほか、「昔DVDで観た台湾版の吹き替えの方がずっと良かった」と指摘するユーザーも多数いた。

しかし、こういった意見に対して、「オリジナル版が有名すぎて、みんな先入観が強いだけだよ」「主役の2人以外に関してはそこそこ良かったじゃん」「日本のオリジナル版で声優を務めたのも、プロの声優じゃなくて俳優だよ。キャラに合った自然な人選をするっていうのが宮崎監督のコンセプトなんだから」「あまり吹き替え版を批判しないで」などと反論する声も散見された。(翻訳・編集/岩谷)

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