「警戒レベル最高度への引き上げ」指示=中国政府、マラッカ海峡航行の自国船に対して

「警戒レベル最高度への引き上げ」指示=中国政府、マラッカ海峡航行の自国船に対して

中国メディアの環球網は、自国政府がマラッカ海峡を航行する自国船舶にたいして、警戒度を最高レベルに引き上げたと伝えた。

中国政府・交通運輸部が、マラッカ海峡を航行する自国船舶にたいして、警戒度を最高レベルに引き上げることを指示していたことが分かった。中国メディアの環球網が2019年7月4日付で報じた。

中国は「中華人民共和国国際船舶保安規則」で、国際航路を航行する自国船舶に求める3段階の保安(=警備、警戒)レベルを定めている。レベル1は「警備レベルを最低限にとどめてよい」、レベル2は「事件発生の危険性が高まっており、一定期間内は防御目的の適切な警備措置を追加すべき」で、レベル3は「警備にかかわる事件の発生する恐れがあり、具体的な対象を特定できないにしろ一定期間内はさらに一歩、特殊な警備措置をとるべき」と定めている。

環球網によると、中国・交通運輸部はマラッカ海峡を航行する船舶についての警戒レベルを最高度に引き上げた理由について「交通運輸部海事部の総合的な判断による」として、具体的には明らかにしなかった。適用開始は7月2日午前0時とした。

マラッカ海峡はマレー半島とスマトラ島(インドネシア)の間にある海峡。産業や社会の安定的維持の極めて多くの部分を中東からの原油輸入に依存する中国や日本にとっては、国の存亡に直結する「海の要所」とも言える。1990年代からは海賊被害が増加して問題になったが、対策が奏功して2004年ごろからは減少したとされている。

なお同件については、いったん掲載してから記事を削除したとみられるネットメディアもあり、事態は流動的。(翻訳・編集/如月隼人)

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