李克強首相が語る「中国の産業システムがグローバリゼーションに突き進むのは必然の過程」―米華字メディア

李克強首相が語る「中国の産業システムがグローバリゼーションに突き進むのは必然の過程」―米華字メディア

米華字メディアの多維新聞網は6日、中央人民政府ポータルサイトを引用して、夏季ダボス会議での李克強首相の発言を報じている。

米華字メディアの多維新聞網は6日、中央人民政府ポータルサイトを引用して、夏季ダボス会議での李克強首相の発言を報じている。

記事はまず「7月6日、中国の中央人民政府ポータルサイトは李首相が2019年夏季ダボス会議の期間中に各国工商界の人々と対話した際の記録を発表した。その中で李首相は日本のサントリーホールディングス株式会社代表取締役社長(CEO)の新浪剛史氏の質問に答えて、世界規模で発生する産業移転についての考えを述べている」と伝えた。

李首相は新浪剛史CEOの「現在、一部の製造業は中国国内の生産ラインを東南アジアなどのその他の地域に移転しようとしているが、サントリーは引き続き中国に投資して行く。そのため、こうした流れが中国経済にどんな影響を及ぼし、それに対して中国政府がどのような措置を採ろうとしているか伺いたい」との質問に、「現在、世界の産業チェーンは安定した基礎を保ちながら絶えず改善している。これは各国の比較優位性と国際分業の必然的な結果であり、産業移転は全世界的な競争が生んだ一つの現象だ。例えば一部の産業は中国以外の地域に移転するかもしれないが、別の一部の産業は中国に残ることを選択する。確かなのは、中国に残る選択をする産業は将来、中国市場に対する投資をさらに増やすだろうということだ」と述べたという。

李首相はまた、「昨年来、全世界の対外投資額は過去に比べて減少しているが、こうした状況下でも中国に対する外商投資額は増加している。さらに今年の前半5カ月間で中国の製造業が実際に使用した外資は昨年同時期比8%増で、この数字は、中国にはグローバリゼーションの必要性に適応した産業システムと巨大で潜在力に富んだ市場があり、今後中国が自由貿易と市場の原則にしたがって発展していきさえすれば、中国は全世界の産業チェーンの中で、さらに強力な競争力を持つだろうことを示している。中国政府も絶えず市場化、法治化、国際化したビジネス環境を打ち立て、開放性をさらに高めるとともに外国人投資家の権利と利益の効果的な保護を強めていく」と述べたという。

記事はこのほか、李克強総理が世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ(Klaus Schwab)会長の質問に答えて、「中国には14億人近い人口があり、経済の持続的な発展と民生の絶え間ない改善の実現に努力することが必要で、中国経済が安定を保つには、着実な進歩が必要だ。世界的な経済減速と中国経済自身が内包する問題が経済成長にとって一定の圧力となっても、中国経済には民間のことわざで言うような『スイカの皮を踏んづける−どこまで滑るかは成り行き任せ』のような状況は絶対に起こりえない」と述べたことを伝えている。(翻訳・編集/坂下晃)

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