ポカリの次は吉野家!「香港警察を皮肉った」と物議―中国メディア

香港吉野家が「香港警察を侮辱」と物議 大塚HDのポカリスエットCM放送中止に続き

記事まとめ

  • 香港吉野家のFacebook投稿が香港警察を侮辱する内容だとして問題になったと報じられた
  • 香港吉野家は「ちくわをチャウチャウ犬(獅子狗)と呼ばないで!」というタイトルで投稿
  • 大塚HDの香港法人が「逃亡犯条例」を巡りポカリスエットのCM放送を中止し物議を醸した

ポカリの次は吉野家!「香港警察を皮肉った」と物議―中国メディア

ポカリの次は吉野家!「香港警察を皮肉った」と物議―中国メディア

11日、中国メディア・環球時報は香港吉野家がSNSに投稿した文章が、香港警察を侮辱する内容だとして問題になったと報じた。写真は吉野家の牛丼。

中国メディア・環球時報は11日、香港吉野家がSNSに投稿した文章が、香港警察を侮辱する内容だとして問題になったと報じた。

香港では先日、大塚ホールディングス(HD)の現地法人が「逃亡犯条例」をめぐって中国本土寄りの報道を行った現地テレビ局でのポカリスエットのCM放送を中止したことが物議を醸したが、今度は吉野家のSNS投稿が問題となっている。

記事は、香港メディア・文匯報の11日の報道に基づき、「先日、大埔墟(Tai Po Market)駅付近の通称『レノン・ウォール』と呼ばれる壁に、香港警察の外見や住所といった個人情報が記載された紙が大量に貼り出された。10日早朝に約60人の警官が現場を訪れ紙を撤去したが、香港警察に反抗する市民らは『紙を引き剥がす』という言葉と『獅子』という言葉の発音が似ていることをかけて、警察に『獅子狗(チャウチャウ犬)』という蔑称を付けた」と説明した。

その上で、「香港吉野家はこれに便乗して、Facebook(フェイスブック)ページに、香港でチャウチャウ犬(獅子狗)と同じ呼び名で親しまれている『獅子狗巻(ちくわ)』を使った同チェーンのメニューを宣伝すると見せかけた文章を掲載した」と指摘した。

香港では1980年代に日本のアニメ「忍者ハットリくん」が放送され、同作に登場するチャウチャウ犬・獅子丸の好物がちくわであったことから、ちくわが「獅子狗巻」という別名で呼ばれている。

香港吉野家のアカウントが10日に掲載した文章は、「ちくわをチャウチャウ犬(獅子狗)と呼ばないで!」というタイトルのもの。本文には「ちくわを食べたいなら、大埔だけにあるわけじゃないよ。どこでも食べられるけど、その名前で気安く呼ばないで!確かに私は身分証明証を持っていないけれど、日本では『竹輪』っていう正式な名前があるんだから!」とつづられた。記事は、「この『身分証明書はないけれど』という文は、先日デモが発生した際にある警察が市民の制圧にあたって『警察の職務遂行に令状は必要ない』と発言したことを皮肉っている」と説明した。

記事は、「香港のネットからはこのような言論を支持する声も上がっている」と指摘したが、中国のネットからは、「警察を『チャウチャウ犬』と称した上に『ちくわ』に例えてからかっている。扇動的だ」という意見や、「もう吉野家には行かない」などといった批判が寄せられていることを紹介した。

文匯報は12日付で報じた記事で、同文章が投稿の翌日午後に削除されたほか、広告事務を担当していた社員も解雇されたことを伝えた上で、「過激な勢力に同調することは暴力に屈することと等しく、最終的には自社の商品に対する信用と評価を失うことになる」と警告した。(翻訳・編集/岩谷)

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