中国海岸に「アオサの逆襲」、それでも喜ぶ行楽客―当局は防御に懸命

中国海岸に「アオサの逆襲」、それでも喜ぶ行楽客―当局は防御に懸命

中国近海の広い海域でアオサが大発生している。一部は海水浴場にも打ち上げられているが、中国メディアの報道を見る限り、「緑の海岸」を面白がり、喜んでいる行楽客も多い(写真)。

中国の江蘇省から山東省沖合いにかけての、中国近海の広い海域でアオサが大発生している。一部は海水浴場にも打ち上げられているが、中国メディアの報道を見る限り、「緑の海岸」を面白がり、喜んでいる行楽客も多い。一方で、当局はアオサの「防御作業」に力を入れている。

中国近海で、夏になり海水の温度が上昇するたびのアオサの大発生が常態化したのは、2000年を過ぎてからとされる。アオサの大発生の原因には、生活排水の流入などで海水が富栄養化したことがあるとの見方がある。中国は、産業が急速に発展すると同時に、環境対策が間に合っていないとされる。アオサの大発生は、負担を強いられた環境の、人に対する「逆襲」とも言える現象と理解できる。

2019年7月12日付の人民日報は、山東省青島市当局は、海水浴場に押し寄せるアオサへの対策として「海上での回収作業」「重点海域ではフェンス投入による流入阻止」「陸上での除去作業」という3段構えの「防衛措置」を開始したという。

新華社の6月28日付報道によると、同時点で確認されたアオサが漂う海面は5万1500平方キロメートルで、九州(3万6800平方キロメートル)と四国(1万8800平方キロメートル)の合計に近い面積だ。(翻訳・編集/如月隼人)

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