ケンブリッジ英検の試験会場の席を奪い合う中国の親たち、ダフ屋に頼る人も―香港メディア

ケンブリッジ英検の試験会場の席を奪い合う中国の親たち、ダフ屋に頼る人も―香港メディア

10日、香港英字紙アジア・タイムズ・オンラインは、「中国の親たちは、ケンブリッジ英検の試験会場の席を奪い合っている」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年7月10日、香港英字紙アジア・タイムズ・オンラインは、「中国の親たちは、ケンブリッジ英検の試験会場の席を奪い合っている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

6月26日午前10時にケンブリッジ英検のKET for SchoolsとPET for Schoolsのオンライン申し込みが始まると、中国の親たちは、子どもを試験会場の席に座らせるためブラウザを何度も更新し、中国全土36カ所の試験会場はわずか数分で定員に達した。

多くの親は、空いている席を探して自分が住んでいる地域以外の試験会場も申し込み、上海の子どもたちは江蘇省南京市で受験し、南京市の子どもたちは安徽省合肥市の試験会場へと追いやられている。

検定料は400元(約6200円)程度だが、席を確保したダフ屋はそれを4000〜5000元(約6万2000〜7万8000円)で親たちに転売している。

親たちがダフ屋にまで頼るのは、ケンブリッジ英検の証明書が、就職や留学において国際的に高い認知度を持つためだ。

ある母親は「いま小学校に通っている子どもに受験させるのは、より良い中学へ入学させるための数少ない方法の一つだからだ」と話し、ある教育業界関係者は「学校を選ぶことに対する両親の不安が、ケンブリッジ英検の人気を高めている」と説明する。

中国政府は近年、勉強による過度のストレスを軽減させるため、義務教育段階の教育機関に対し、課外活動やスポーツでの優秀な実績に基づいて生徒を集めるべきではないと求めている。だが、より多くの証書が子どもの進学に役立つと信じる一部の親たちの行動を妨げてはいない。(翻訳・編集/柳川)

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