偽医者が自分の出した薬が問題ないことを証明するため飲んで見せたら死亡―中国

偽医者が自分の出した薬が問題ないことを証明するため飲んで見せたら死亡―中国

17日、観察者網によると、身分を偽った医者が自分の出した薬が正しいことを証明するためにその薬を飲んだところ死亡する事件が発生した。資料写真。

2019年7月17日、観察者網によると、身分を偽った医者が自分の出した薬が正しいことを証明するためにその薬を飲んだところ死亡する事件が発生した。

記事によると、中国広東省に住む女性・肖(シャオ)さんは腰痛の持病があった。11日午後に症状がひどくなったため、村で最近開業した診療所で診てもらうことにした。

肖さんによると、この診療所の医者は、まず肖さんに治療としてマッサージを施した後、粉薬を出して飲むよう指示。治療代として30元(約480円)を請求した。肖さんはこの粉薬を少し怪しんだが、医者はこの薬が「黒老虎」という民間処方で、腰痛によく聞くと説明。肖さんはこの薬を水に溶かして飲んでから帰宅したという。

ところが、帰宅して30分ほどすると体に異変が現れ、目がぼやけて頭がくらくらしてきた。これを見た夫は、肖さんを背負って急いで診療所へ行き、説明を求めた。診療所の医者は非常に落ち着いた様子で「薬には何の問題もない」と断言。その正しさを証明するため、この医者は目の前で同じ薬を一さじ飲んだ。ところが、ほどなくして異変が現れ、病院へ緊急搬送されることに。最終的にこの医者は死亡した。

肖さんの方も病院で緊急治療を受けたが、今では病状は安定し大事には至らなかったという。病院の説明によると、肖さんは搬送されてきた時は多くの臓器が損傷を受けている状態だったそうだ。

記者が、実際にこの村を訪れ取材したところ、問題の診療所は昨年冬に開業したばかりで、多くの村民はこの医者が無資格で開業していたことを知っていた。村民の1人は、「以前にもこの診療所で診てもらい薬を飲んだ人がいて、特に何の問題も起きなかった。だが自分は絶対に行かなかった」と述べている。

病院によると、肖さんが飲んだ粉薬には猛毒の「ゲルセミウム・エレガンス」が含まれていたという。食品安全委員会の調べによると、問題の「黒老虎」粉末には、1キロ当たり200ミリグラムのゲルセミウム・エレガンスが含まれていたことが分かった。記事は、無資格の医者に診てもらうことは非常に危険であるため、必ず拒絶するよう注意を促している。(翻訳・編集/山中)

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