幼稚園の卒園式が感謝を教える場に、日本の教育には深く考えさせられる―中国メディア

幼稚園の卒園式が感謝を教える場に、日本の教育には深く考えさせられる―中国メディア

23日、文匯は、日本の幼稚園の卒園式について紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年7月23日、文匯網は、日本の幼稚園の卒園式について紹介する記事を掲載した。

記事は、中国では卒業式というと、せいぜい中学校の卒業式からしか記憶にないものだが、日本の子どもたちは幼稚園にまでさか上ると紹介。「卒園式の厳かさは大学の卒業式にも劣らない」とした。

その上で、卒園式の具体的な様子について紹介。「会場の装飾は決して豪華ではないもののかなり本格的で、国旗と園旗が掲げられ、椅子はきちんと並べられて正式な会議であるかのようだ」と伝えた。

また、親は正装して出席するほか、普段は仕事で忙しい父親も休みを取って参加し、祖父母まで参加するところもあると紹介。主役である卒園生たちも正装し、先生も正装や着物で出席し、全員が卒園式を重視していることを示すと伝えた。

式が始まると、「卒園生の入場は非常に秩序だっていて、全員が入場してから一緒に着席する」と紹介。園長が直々に卒園証書を手渡し、卒園生は名前を呼ばれると大きな声で返事をして進み、90度のお辞儀をして両手で受け取り、証書を脇に挟んで園長と握手するが、「そのすべての過程が厳粛である」と伝えている。

卒業証書を渡し終えた後、園長および各班の先生から送る言葉があり、卒園生たちは花とプレゼントを先生に渡すと紹介。年中や年少の子たちからも送る言葉があって、「幼稚園全体がこの卒園式を重視していることが分かる」としている。

卒園式の終わりに卒園生たちは、「お父さん、お母さん、先生、ありがとうございました!。今日、私たちは卒園します!」と大きな声で感謝の言葉を述べると記事は紹介。その場にいる大人たちの中で感動しない人はいないと伝えた。

最後に記事は、「日本の卒園式は簡潔なものだが、重厚で人を感動させるもので、非常に『儀式感』がある」と分析。「子どもにとって卒園式は人生の重要な出来事であるため、親も正装して出席する」とした上で、「親たちはこのような厳粛な儀式によって、子どもたちに勉強とは厳粛な事であるため真剣に向き合うべきであることを伝える。はじめは別れの意味がよく分からない子どもたちも、卒園式の雰囲気の中で徐々に友人や先生とは会えなくなることを理解し、涙を流すようになる。これは子どもにとって、人生で初めてよく知ったグループに別れを告げて新たなグループへと向かうことだ」と分析した。

そして、「こうした別れを経験することで、愛や美しさを大事なものとすることを学べる。日本の卒園式は、子どもに先生と親への感謝を学ばせ、友人が貴重なものであることを学ばせる。子どもの成長という親の感動の場を、感謝を教える教育の場と変えているのだ。これが日本の幼稚園で卒園式を行う最大の意義ではないだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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