「中国侮辱」漫画をネット上にアップした「精神日本人」の男性を逮捕―遼寧省大連市

「中国侮辱」漫画をネット上にアップした「精神日本人」の男性を逮捕―遼寧省大連市

中国遼寧省大連市沙河口の公安分局は28日、国内外のインターネット上で中国に反対したり、中国を侮辱したりする漫画を散布していたとして、36歳の男性を拘束したと発表した。資料写真。

中国遼寧省大連市沙河口の公安分局は28日、国内外のインターネット上で中国に反対したり、中国を侮辱したりする漫画を散布していたとして、36歳の男性を拘束したと発表した。男性が「中国のイメージを損なうような“精日(精神日本人)”的な言論を投稿した」とも指摘しており、「捜査チームが当該人物の身元を明らかにし、ネット上での違法犯罪活動の証拠をつかみ、外国から帰国した際に拘束した」と説明している。

男性は2018年1月から、22歳の女性(19年5月に安徽省で拘束)と共に「中国侮辱」「反中」の漫画を制作してネット上にアップロードしていたという。当局は「(男性が)違法かつ有害な140余りの文章を公開し、国家分裂(に導くような内容)を散布し、民族の恨みなど極端なマイナスの言論を宣伝し、悪意を持ってわが国の歴史を歪曲(わいきょく)し、中華民族と中国人民を侮辱誹謗(ひぼう)し、民族間の対立をあおり、中華民族の感情を傷つけ、社会に悪劣な影響を与えた」などと厳しく非難している。

また、「当該人物は国内外の“精日”グループと共に、国内の青少年に向けて“反中精日”思想を発信し、グループに加入するようたぶらかした。インターネットを利用して違法組織を設立し、長期にわたって違法犯罪活動に従事し、日本軍国主義思想を浸透させようと企てた」などとしている。男性はすでに逮捕され、現在も詳しい調査が進められているという。

精神日本人(精日)とは、中国人でありながら自分は日本人であると考える人物を指す言葉。過去には、旧日本軍の軍服を着て記念撮影するなどして物議を醸した。18年3月の全国人民代表大会(全人代)では、王毅(ワン・イー)外相が「中国人のクズだ!」と罵倒したことでも話題に。最近では、中国のネット上で日本好きの人々や日本に理解を示すようなコメントを残した人に対して「親日」の代わりとして気軽に使われている。(翻訳・編集/北田)

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