中国人民解放軍佐官級訪日団24人が自衛隊中堅幹部30人と交流会=「地域の安定と平和に寄与」双方の参加者が意義を強調―東京

中国人民解放軍佐官級訪日団24人が自衛隊中堅幹部30人と交流会=「地域の安定と平和に寄与」双方の参加者が意義を強調―東京

中国人民解放軍佐官級訪日団24人が東京都内のホテルで自衛隊の中堅幹部30人との歓迎レセプションに臨んだ。制服姿で約2時間にわたって交流し、防衛当局者同士の歓談の輪が広がった。写真はレセプション風景。

2019年9月19日、中国人民解放軍佐官級訪日団24人が東京都内のホテルで自衛隊の中堅幹部30人との歓迎レセプションに臨んだ。制服姿で約2時間にわたって交流し、防衛当局者同士の歓談の輪が広がった。

笹川平和財団の田中伸男会長は「日中佐官級交流事業は両国の防衛当局関係者に相互理解の場を提供するだけでなく、日中両国民の相互信頼を深める助けにもなる。今世界各地で対立や摩擦などがあり、大変心配しているが、このような交流は信頼醸成と安定に寄与すると確信する」と歓迎の挨拶を述べた。

中国人民解放軍佐官級訪日団の団長を務める宋延超・少将(中央軍事委員会国際軍事協力弁公室副主任)は「今年は中日両国にとって重要な年。今年は新中国成立70周年であり、日本は『令和』時代がスタートし、両国関係は新たな安定と発展向けさらなる進化を遂げている。代表団の今回の訪日が相互理解を増進し、双方の友情と協力を促進することを希望する。防衛当局幹部の相互交流は中日友好の重要な懸け橋となり、両国関係発展の貴重な財産となるでしょう」と答礼の挨拶をした。

孔鉉佑駐日大使は「現在、中日両国と中日関係は新たな歴史的出発点に立っている。両国の指導者はすでに新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築について重要な認識を共有した。この共通認識を実行に移し、新しい時代にふさわしい安全保障関係を構築するためには、双方が絶えず新たな知恵捧げ、協力することが必要だ。防衛交流を含む中日関係が常に正しい軌道に沿って安定的に発展し、世界の平和維持、共同発展の促進に重要な役割を発揮するよう望みたい」と挨拶。「このような防衛当局者の定期的な交流は強固なプラットフォームとなる」と期待した。

高橋憲一・防衛省事務次官は「この種の防衛当局者交流は地域の安定と平和に大きく寄与する。今年4月には海上自衛隊の艦船が上海港に寄港するなど、交流が活発化していることを歓迎したい」と述べた。

日中双方の参加者は制服の胸や肩にあしらわれたマークなどの意味などを説明し合ったり、志望動機や勤務状況などについて率直に話し合ったりして、交流を深めていた。参加者は一様に「有意義なひと時だった」などと語っていた。

今回の訪問事業は笹川平和財団と中国国際戦略学会などが実施する両国の防衛交流の一環で、年に一回相互に訪問。2001年の開始以来、すでに日本自衛隊幹部152人と中国人民解放軍幹部228人が参加した。2012年2月以降中断していたが、昨年4月に再開した。

人民解放軍訪日団は、9月17日に来日し、国会を見学した。防衛省と防衛研究所、航空自衛隊入間基地などを視察、26日までの滞在期間中に、陸上自衛隊と海上自衛隊の基地を視察するほか、偕楽園や彦根城、琵琶湖、京都を訪れ、日本の文化についても研修する。(八牧浩行)

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