米中の競争、もう1つの戦場は「サプライチェーン」―中国メディア

米中の競争、もう1つの戦場は「サプライチェーン」―中国メディア

米華字メディア・多維新聞は25日、中国の自メディアの記事を引用し、「大口商品のサプライチェーンが米中のもう1つの戦場だ」と報じた。資料写真。

米華字メディア・多維新聞は25日、中国の自メディア(新興メディア)の記事を引用し、「大口商品のサプライチェーンが米中のもう1つの戦場だ」と報じた。

多維新聞はまず、「大口商品のサプライチェーンは1つの経済体にとって極めて重要」と指摘。続けて、自メディア・寧南山が「ファーウェイ(華為技術)やZTE(中興)の事件が起きて以降、中国の各業界はサプライチェーンの安全を重視するようになった」との記事を25日付で掲載したことを紹介した。

記事は「各産業、特に半導体と電子産業」とした上で、企業が参加するさまざまなフォーラムで「自主代替」が絶対的テーマになっていると説明。また、主な半導体企業が研究開発費の割合を拡大したことに言及し、「安全なサプライチェーンを十分重視していることの表れだ」とした。

また、農産品については「中国は自給自足を強く提唱している。しかし大豆は唯一、自給率の低い農産品で、多くを輸入に頼っている。今回の米中貿易戦争で大豆は双方の攻防の核心になっている」と説明。エネルギーと金属資源に関しても「中国で完全に採掘することはできない」とし、「石炭、石油、天然ガスの中で埋蔵量が豊富なのは石炭のみ。中国石油天然気集団や中国石油化工集団などが海外で採掘権を得ているのはこのためだ」と指摘した。銅、アルミニウム、亜鉛、鉄鉱石の埋蔵量も豊富とは言えないという。

記事は「大口商品は価格変動が激しく、生産国が集中的であるなどの特徴から、サプライチェーンのコントロール権を握るのは非常に重要。企業の生死を決めることができ、国家や地域の経済の勢いに関わりさえする」と論じた。(翻訳・編集/和田)

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