人気の蘇州ワンタンが東京進出=グローバルタウンで故郷の味を

人気の蘇州ワンタンが東京進出=グローバルタウンで故郷の味を

蘇州の本場手作りワンタンの「蘇園?飩」が10月7日、東京・北新宿で正式にオープンする。

蘇州の本場手作りワンタンの「蘇園?飩」が10月7日、東京・北新宿で正式にオープンする。開業前だが、店の前を行き来する住民や通行人は、蘇州の特色溢れる店構えの「蘇園?飩」や、ポスターの看板メニュー「五色?飩」に目を止め、引き寄せられている。『人民日報海外版日本月刊』編集長・蒋豊)

ワンタンを作っているのは、「蘇園?飩」のオーナーでもある李文娟さん。江蘇省蘇州市の出身である。李さんは埼玉県所沢市で2014年から地元でも人気のワンタンカフェ「蘇」を経営していた。自ら手作りした「五色大?飩」は広く知られ、日本全国に地方発送もしていた。2018年8月、中国・中央テレビの『華人世界』の「味の物語」コーナーで、李さん手作りの「五色?飩」―豚肉とナズナのワンタン(白)、トウモロコシと豚肉のワンタン(黄色)、キムチと豚肉のワンタン(オレンジ色)、シイタケと豚肉のワンタン(緑色)、エビワンタン(ピンク)―が紹介された。2019年、李さんはにぎやかな新宿区大久保に新店舗をオープンし、ここをさらに大きなプラットフォームとして、故郷の味である蘇州手作りワンタンを多くの人々に紹介したいと考えている。

日本の飲食産業の特徴として、ラーメン、たこ焼きなど究極の一品のビジネスモデルが多いことがある。一つの料理を究極まで研究し、愛好する客が店の前に長蛇の列を作る。この点から見ても、「蘇園?飩」は究極の一品の店として人気が出ることが予想される。

では、「五色?飩」の「究極」はどの点にあるのだろうか。常連客の一人は、「どんぶりの中で五つの味のワンタンが楽しめる。ワンタンをすくって口に運ぶと、まずワンタンの皮から肉の香りがにじみ出てくる。口に入れると、さまざまな食材の香りが口の中に広がる。噛みしめると、ワンタンの皮と具材の比率がちょうどいいことに気づく」と言う。

「蘇園?飩」のワンタンの特長は、手作り、一杯入った具、濃厚な味わい、豊かな色彩だ。長年修練した李さんの技術にも驚かされる。計量しなくてもどのワンタンも28グラムに包まれている。ふつう、ワンタンは大きさや重量はバラバラであり、さらに28グラムもあるものは珍しい。

材料について研究しなければ究極のワンタンは作れない。色、香り、味がすべて揃った一椀のワンタンは、皮と具材、スープが勝負を決めるのである。

まず、ワンタンの皮は白、ピンク、黄色、緑、オレンジの5色あるが、これはいろいろな野菜のゆで汁から作られた色であり、着色料はいっさい使っていない。見た目にもおいしそうで、健康的でもある。

次に、具材にはばら肉と、豚もも肉を使っており、しっとりしているが油っぽくなくて、ちょうどいい。口当たりをよくするため、李さんはひき肉機を使わず、包丁で刻んでひき肉にしている。体力は消耗するが、彼女はお客に最高の食感を味わってもらいたいと思っている。すべての食材は新鮮で、水分、甘味、香りが最高である。李さんは食材は生き物だと考えており、季節によって肉と野菜の割合を調整することで、ワンタンのおいしさを保証し、敏感なお客にワンタンで季節の変化を味わってもらおうとしている。

最後に、「蘇園?飩」のワンタンは濃厚な鶏ガラスープを使い、蘇州大?飩のスープの特長をとどめている。具材に使われているのは日本の醤油、たまり醤油、塩、油、ごま油など家庭にある調味料であり、シンプルで余計なものは入っていない。そうすることで調味料を目立たせず、食材自体の香りを閉じこめることができ、さらに健康的になるのである。

店主の李さんは飲食業で多才さを発揮している。学校ではケーキ作りを専門に学び、得意なのはチョコレートケーキと野菜のシフォンケーキだという。ミルクティーの専門店でタピオカマルクティーの作り方も学んだ。今、「蘇園?飩」でもケーキとミルクティーを提供しており、人気を博している。秋の一日、親しい友人たちと「蘇園?飩」でワンタンを味わい、ミルクティーとケーキでお茶の時間を楽しんではいかがだろうか。

取材に対して李さんはこう話す。「大久保は日本人、外国人、観光客、留学生が集まる場所で、このような国際化された街で、蘇州のワンタンを普及させ、蘇州の風土や人情を紹介するのが私の夢です。私の誠意と努力によって、おいしい蘇園?飩を日本人が蘇州や中国を理解する窓口、中国人留学生にとっての味による望郷のよりどころにしたいと思っています」。(提供/人民日報海外版日本月刊)

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