韓国アイドルの死後、中国でもSNSの在り方を見直す動き―中国ネット

韓国アイドルの死後、中国でもSNSの在り方を見直す動き―中国ネット

韓国のアイドルグループ・f(x)の元メンバーであるソルリの訃報から3日たった17日、同グループのリーダーを務める中国人のビクトリアがSNSの在り方について論じる文章を中国のネット上に投稿し、多くのユーザーの共感を集めている。資料写真。

韓国のアイドルグループ・f(x)の元メンバーであるソルリの訃報から3日たった17日、同グループのリーダーを務める中国人のビクトリア(宋茜)がSNSの在り方について論じる文章を中国のネット上に投稿し、多くのユーザーの共感を集めている。

今月14日、ソルリはソウル城南市の自宅で遺体で発見された。生前、SNSなどでの言動がしばしば物議を醸しており、日記の文面やテレビ番組での発言からは、自身に向けられた悪意のあるコメントに心を痛め、精神的に不安定になっていたことがうかがえた。

葬儀は17日午前に韓国で非公開で行われ、f(x)で共に活動していたビクトリアらは海外でのスケジュールをキャンセルして駆け付けた。しかし、ソルリの訃報からの3日間、ビクトリアは絶えず一部のネットユーザーからの心無い批判にさらされていたという。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)であるアカウントが説明したところによると、14日にソルリの死が大きな話題となる中でビクトリアがSNSを更新しなかったところ、ビクトリアの過去の投稿に「なんて冷血なんだ」「他の芸能人は追悼の意を表しているのに、お前はなぜ平気そうなんだ」といったコメントが殺到した。そして、17日に葬儀を終え、自身のインスタグラムに韓国語でソルリに宛てたメッセージを発したところ、ネット上には「やめてくれ」「どうして中国語で書かないんだ。韓国に媚びているのか?」などと書き込まれたという。

こうした事態を受け、ビクトリアは17日夜に自身の微博を更新。「いつの間にSNSは、人の道徳や人間関係、あなたの喜怒哀楽や、あなたの測りたいものを測ることのできるメジャーになってしまったの?」「みんなが唯一無二の人生を生きているんだから、誰にも他人の生き方にとやかく口を出す資格などないはず。まずは自分が、恥じることのない生き方をしてください。心に留めておけば良い言葉もあります」などとつづった。

ビクトリアの文章は、投稿から15時間あまりで20万以上のユーザーによって拡散されたほか、150万件を超える「いいね」を獲得して微博のランキングの上位に入るなど大きな反響を呼んでいる。中国のネットユーザーからは、「その通り。悪意を発信する人の人生は不幸。彼らは画面の前で存在感を出そうとすることしかできない」「人生は一度きりのもの。人は、善良でいることを選ぶことができる」といったコメントが寄せられた。

なお、韓国でもソルリの死がもたらした衝撃は大きく、政府がネット上での言葉の暴力や悪質な誹謗(ひぼう)を取り締まるために「ソルリ法」の制定を検討するなど、SNSの在り方を見直す動きが起こっている。(翻訳・編集/岩谷)

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