ラグビーW杯から感じる「変わりつつある日本」―華字紙

ラグビーW杯から感じる「変わりつつある日本」―華字紙

4日、中文導報は、日本で開催されたラグビーワールドカップを通じて、日本国内で大きな変化が生じていることを感じたとする社説を掲載した。写真はラグビー日本代表ユニホーム。

2019年11月4日、中文導報は、日本で開催されたラグビーワールドカップを通じて、日本国内で大きな変化が生じていることを感じたとする社説を掲載した。以下はその概要。

強い台風の相次ぐ襲来による各地での大規模な水害、京都アニメーションの放火、首里城の消失、さらには国際五輪委員会の強引な手法による東京五輪マラソン会場の変更。そんな暗いニュースが続く日本で、ラグビー日本代表は自国開催のワールドカップで初めてベスト8入りし、日本国民を興奮させるとともに、希望を抱かせた。

冷静沈着で保守的、ルールや秩序を守ることを好む日本人が、体と体を激しくぶつけ合うスポーツであるラグビーで素晴らしい活躍を見せたことは、国民の意識改革の結果、十分な国際化の結果を表している。そして、この結果は日本社会に対して爆発力を秘めた大きな変化をもたらした。

まず、欧米に右へ倣えという意識を持っている日本が、体力勝負のスポーツにおいて欧米の強者に立ち向かい、負けん気を見せたことで、世界からリスペクトを受けることに成功した。

次に、国際化を実現した。今大会に登録された日本代表31人のうち、15人がニュージーランド、サモア、南アフリカからやってきた帰化選手、または日本で活躍する選手だ。彼らが日本代表として戦う姿には違和感はなく、「One Team」というスローガンのもとに融合して一体感を見せた。これは日本社会のモデルチェンジに手本を示したと言える。

そして、日本代表の活躍は多くの不可能を可能にし、彼らはグラウンド上で自信と誇りをみなぎらせた。その様子は日本の全社会に影響を与え、感動させるのみならず、国民精神の高揚につながった。

さらに、国際的なイメージの向上、国民精神の高揚に加えて、今大会の成功による経済効果も大きい。出場した国・地域の観光客だけで、今大会期間中に34万7200人が日本を訪れたという。また、大会からは日本人の組織力、運営能力の高さもうかがえた。

世界が変化する中で、日本も変化している。しかも、日本人はこの変化を決して拒絶しているわけではない。今大会と五輪・パラリンピックは、令和の日本の始まりに過ぎない。日本は国際化の拡大を続けることで社会の暗雲を取り去り、変革の中でより良い生き方を見出すことができるはずだ。(翻訳・編集/川尻)

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