値段は高いのになぜ中国でダイソンが人気なのか―香港メディア

値段は高いのになぜ中国でダイソンが人気なのか―香港メディア

15日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国で英国に本拠を構える電気機器メーカーのダイソンが人気である理由について紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年11月15日、中国メディアの網易によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国で英国に本拠を構える電気機器メーカーのダイソンが人気である理由について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、中国でダイソンがいかに人気であるかを紹介。今年の「独身の日セール」では、1時間以内に売上高が1億元(約15億5000万円)に達した84のブランドのうちの1つになったことや、12年に中国市場へ進出してから3年後には中国での売り上げが244%増となったこと、人民日報の報道によると、ダイソンは中国の真空掃除機市場でシェア61%を占めていることなどを取り上げた。

記事はまた、ダイソンの掃除機は決して安くはなく、最新型の「V11 Fluffy」は約5000元(約7万7000円)もすると紹介。それでも中国で高い人気を誇っている理由について、ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏の意見を伝えた。

ダイソン氏によると、「アジア太平洋地区には新技術と優秀な製品設計に対する巨大なニーズがある」という。そのため「技術投資がダイソン成功の鍵であり、定価についてもそうである。他のブランドと比べて高めではあるが、中国の消費者は購入できる」としている。

ダイソン氏はまた、「販売場所とコミュニケーションの方法」も成功の秘訣の1つだと分析。「市場変化に適応し、市場ニーズに耳を傾け、積極的に中国の消費者とコミュニケーションを図ったこと」も重要な要素だとした。

さらに、マーケティングの手法も成功に大きく役立っているようで、ダイソン氏は、「当社は公式アカウントで宣伝を行ってはいないが、インフルエンサーが大きな宣伝効果を生んでいる」としている。国際的な市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルも「ネット有名人を通して消費者を引き寄せる方法は、ダイソンによって効果的なマーケディングの道具となることが証明されている」と分析している。

米国の経営コンサルティング会社プロフェットも、ダイソンについて「消費者に『おしゃれなデザイン』と『ワクワクする新技術』を提供していると同時に効果的な電子商取引戦略を用いている」と指摘。ダイソンの戦略には「高めの値段設定で中国に出現してきている中間所得層を引き寄せることも含む」と分析している。(翻訳・編集/山中)

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