インドメディア「中国軍、3年間で1000回以上不法越境」

インドメディア「中国軍、3年間で1000回以上不法越境」

29日、環球時報は、インド政府が中国人民解放軍について「3年で1025回も不法越境した」との報告書を議会に提出したとする、インドメディアの報道を伝えた。写真は中印国境。

2019年11月29日、環球時報は、インド政府が中国人民解放軍について「3年で1025回も不法越境した」との報告書を議会に提出したとする、インドメディアの報道を伝えた。

記事は、インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアの27日付報道を引用。インド国防省の国務部長が同日、連邦議会に対して「2016〜18年に、中国軍はインドに対して1025回の不法越境を行った」とする報告書を提出したと伝えた。各年の越境回数は16年が273回、17年が426回、18年が326回だったという。

そして、国防部長がこの数字について「中印双方の軍隊の、国境実行支配ラインに対する解釈が異なるために、しばしば越境行為が発生した。わが国は措置を講じて国境部隊が随時有事に対処できる状態を確保する」と説明するとともに、関係当局が今年の中国軍による越境情報についても収集中であることを明らかにしたと伝えている。

記事はまた、インドでは一部の政治家やメディアによって中国軍による越境問題をあおり立てるような言論がしばしば繰り広げられているとし、19日にも与党・インド人民党の議員が議会において「中国はすでにアルナーチャル・プラデーシュ州(中国では蔵南と呼ぶ地域)から50〜60キロも侵入している。対抗措置が必要だ」「2017年のドクラム危機(中印国境のドクラム高地をめぐっての紛争)が、同州で発生する可能性が高い」と発言したことを紹介した。

一方で、インドのジャイシャンカル外相が先日、「インドと中国の関係は、競争と協力の総合体である」「両国は偉大な国であり、友好関係を維持することが互いの国益につながる」と語ったことを併せて伝えている。(翻訳・編集/川尻)

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