2019年の韓国人訪日客が26%減少、日韓関係悪化が響く―中国人は過去最高、15%増で1千万人に迫る

2019年の韓国人訪日客が26%減少、日韓関係悪化が響く―中国人は過去最高、15%増で1千万人に迫る

2019年の訪日外国人客数は、前年比 2.2%増の3188 万2000千人となった。韓国人客は26%も減少した。写真は世界遺産に登録されている岐阜県合掌造り集落。

2020年1月17日、日本政府観光局が発表した2019年の訪日外国人客数は、前年比 2.2%増の3188 万2000千人となった。微増にとどまったのは、韓国人客が日韓関係悪化から 8 月以降半減する状況が続いたことが主因。韓国人客は558万4600人と前年の 753万9000 人から26%も減少した。

韓国では、日本が輸出管理の厳格化を発動した7月以降、日本製品の不買運動が拡大、日本製の衣料品やビールなどに加えて日本旅行もその対象となった。同観光局は「7月以降の日韓情勢もあり、航空便の減便や運休による航空座席供給量の減少や訪日旅行を控える動きが発生した」と分析している。

こうした中、中国人客は前年比14.5%増の959万4300 人で過去最高を記録した。中国・日本両国の地方都市を発着する航空路線の新規就航、増便に伴う航空座席供給量の拡大に加え、2019年 1月から開始した個人査証の発給要件緩和の効果もあった。

国・地域別では中国、韓国に続いて台湾489万600人(前年比2.8%増)、香港229万700人(3.8%)の順。ともに一けた台の伸びにとどまった。

日本政府は2020年に訪日外国人客目標を4000万人と設定しているが、目標達成に黄色信号が灯っている。(八牧浩行)

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