重慶市への救援物資を大理市が「横取り」、国営メディア猛批判

重慶市への救援物資を大理市が「横取り」、国営メディア猛批判

6日、新華網や中国中央テレビなどの中国国営メディアが、他地域に運ぶ予定だったマスクなどの救援物資を「横取り」したとして雲南省大理市の衛生当局を批判する記事を掲載した。

2020年2月6日、新華網や中国中央テレビ(CCTV)などの中国国営メディアが、他地域に運ぶ予定だったマスクなどの救援物資を「横取り」したとして雲南省大理市の衛生当局を批判する記事を掲載した。

中国中央テレビの微博アカウント「央視新聞」は、雲南省ウイルス感染対策指導グループ指揮部が、同省大理市政府と同市衛生健康局をけん責する通知を発表したと紹介。通知は、同省内の物流会社が重慶市に向けて緊急物資として輸送を請け負っていたマスクを、大理市衛生健康局が「緊急徴用」したことが明らかにした上で、「このようなやり方は兄弟省・市のウイルス抑制作業や現地市民の感情に著しく影響与える」として大理市政府と同局をけん責するとともに、「緊急徴用」した物資を直ちに返還するよう要求しているという。

新華網は6日、この件について「感染拡散防止重点地域が調達するマスクを『物資不足』として『横取り』した大理市の行動は、『理』に欠けると言いたくなる」と同市を批判する評論記事を掲載した。

大理市による「横取り」行為に対し、中国のネットユーザーは「恥知らずの一言に尽きる」「ウイルスを前に互いに助け合うべきところを傷つけあってどうする」「けん責処分を出した雲南省政府はよくやった」「まさに新華社の言う通り、『大理なのに理が欠けている』だ」といったコメントを残している。

また、「けん責だけでいいのか」「こんな処分、痛くもかゆくもないじゃないか」など、当局の自分勝手な行為に厳罰を求める声も多く飛び出した。(翻訳・編集/川尻)

関連記事(外部サイト)