ファーウェイの任正非CEOが心配していること―中国専門家が分析

ファーウェイの任正非CEOが心配していること―中国専門家が分析

23日、中国の経済学者である向松祚氏が、ファーウェイの任正非CEOが本当に心配していることについて分析した文章を発表した。

2020年5月23日、中国の経済学者である向松祚(シャン・ソンズオ)氏が、華為技術(ファーウェイ)の任正非(レン・ジェンフェイ)最高経営責任者(CEO)が本当に心配していることについて分析した文章を発表した。

向氏は、21日に任氏が応じたインタビューの内容について紹介。「任氏はファーウェイについて語っているようで、実は中国のことを心配している」と分析した。

例えば、任氏が心配していることの1つに「人材育成」があるという。任氏は「どの国や民族の復興や台頭でも人材は最も重要だ」と指摘。「世界中から優秀な人材を引き寄せるために中国は全面的な改革や政策の改善が必要」としている。特にファーウェイでは「科学者」を重視しており、米国のバイドール法の原則を活用しているという。そして、人材争奪戦の面では西洋企業の方が長期的な見方をしているとの考えを示した。

また、「教育」についても任氏は心配していると指摘。任氏は「われわれには真剣に勉学に励んでいる人がどれだけいるのだろうか」と懸念を示し、中国は「数学、物理、化学、神経学、脳科学などの分野について着実に努力するなら、世界の中で立ち上がれる可能性がある」と基礎科学や数学の重要性を強調した。

さらに「科学技術」の分野での心配事も多いという。中国と米国の科学技術上の差はまだ大きく、米国から学ぶことは多くあると任氏は指摘。この差は、「中国の経済がバブル化していることと着実に学問に打ち込めていないことが関係している」と分析している。その上で、セルフイノベーションを強調し過ぎることは時間の浪費だと論じ、「セルフイノベーションを一種の精神とするなら支持するが、行動とするなら反対する」と述べた。(翻訳・編集/山中)

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