麻生氏の発言通りなら、中国や韓国は日本より民度が高い―華字メディア

麻生氏の発言通りなら、中国や韓国は日本より民度が高い―華字メディア

華字メディア・日本新華僑報網は5日、麻生太郎財務相の発言をめぐり、「死者数が少ないのは国民の民度とイコールなのか」とする記事を掲載した。写真は東京。

華字メディア・日本新華僑報網は5日、麻生太郎財務相の発言をめぐり、「死者数が少ないのは国民の民度とイコールなのか」とする記事を掲載した。

記事はまず、「麻生氏の大言が再び物議を醸している。新型コロナウイルスによる死亡と国民の民度に潜在的な関連性があると発言し、議論になっている」と紹介した。

麻生氏は4日の参院財政金融委員会で、人口100万人当たりの新型コロナによる死者数が欧米と比べてはるかに少ないことについて、「なんか、お前らだけ薬持ってんのかって、(他国から)電話がかかってきたときよく言われたもんですけど、そういった人たちの質問には、おたくとうちの国とでは国民の民度のレベルが違うんだって。そう言ってやるとみんな絶句して黙るんですけど」などと発言した。

記事は、「ウイルスによって亡くなった人は国籍や民族にかかわらず皆犠牲者だ。ウイルスの流行下では、国と国、人と人が物資を援助し合い、経験を共有し、協力を深めることが人類共同体としての意識だ」と主張。「麻生氏の発言はどう見ても民度が高いようには思えない」と批判した。

その上で、立憲民主党の蓮舫副代表が「貴方はどれだけ偉いのでしょう。国籍を問わずコロナ感染症で亡くなった方、そのご家族のお気持ちに寄り添わず、『民度』の違いとの認識を国会で披露。日本の財務大臣発言として海外に発信されてほしくない」、日本共産党の志位和夫委員長が「世界中で差別や分断でなく、連帯が大切といううねりが起こっているときに、平気でこういう発言をするとは。そりゃ『みんな絶句して黙る』でしょうね」とそれぞれ批判していることを伝えた。

また、記事は日本の報道を基に5月26日時点の100万人当たりの死者数の統計を紹介。日本が6.69人なのに対し、韓国が5.25人、ニュージーランドが4.35人、オーストラリアが4.0人、シンガポールが3.93人、中国が3.22人、台湾が0.29人といずれも日本を下回っていることを説明し、「麻生氏が言う民度の定義に従えば、中国や韓国、シンガポールなどの国は間違いなく日本よりも民度が高いことになる」と論じた。(翻訳・編集/北田)

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