新型コロナで北朝鮮の食糧事情さらに深刻?脱北の元外交官指摘「軍幹部の家族にも米配給中断」

新型コロナで北朝鮮の食糧事情さらに深刻?脱北の元外交官指摘「軍幹部の家族にも米配給中断」

2日、韓国・YTNは、北朝鮮の食糧事情が、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、軍幹部の家族への米配給も中断するほど深刻だと伝えた。写真は北朝鮮・平壌。

2020年7月2日、韓国・YTNは、北朝鮮の食糧事情が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受け、軍幹部の家族への米配給も中断するほど深刻だと伝えた。

北朝鮮の外交官出身の脱北者で、韓国の情報機関・国家情報院傘下の政策シンクタンク、国家安保戦略研究院のコ・ヨンファン前副院長は、読売新聞のインタビューに応じ、「(首都)平壌(ピョンヤン)に住んでいる朝鮮労働党や政府、軍幹部の家族への米配給が、2、3月以降行われていない」と明かした。また、新型コロナにより中国との国境が閉鎖されたことで食品や日用品が大きく不足し、供給量は昨年の3分の1水準にとどまっているとも伝えた。

その上でコ氏は、新型コロナの感染が再び世界的に広がって国境の封鎖が長く続けば、北朝鮮の体制が危機に陥ることもありうるとの見方を示し、「内部の不満が高まれば、再び韓国に対して挑発に出ることも予想される」と述べた。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮に人道的支援をしてあげて」との声が上がる一方、「北朝鮮を支援する金があるならば、それを韓国の国防力強化に充てるべき」「韓国だって今は大変。支援する余裕はない」と慎重な意見も。

その他「北朝鮮が内部の不満を外部に振り向けるのはいつものこと」「核を放棄することが北朝鮮の生きる道」「独裁政権を一日も早く終わらせるべきだ」などといったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/関)

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