中国で公開目前のディズニー映画「ムーラン」、香港民主活動家の黄之鋒氏がボイコット呼びかけ

中国で公開目前のディズニー映画「ムーラン」、香港民主活動家の黄之鋒氏がボイコット呼びかけ

中国で11日から公開予定のディズニー映画「ムーラン」について、香港の民主活動家の黄之鋒氏がSNS上でボイコットを呼びかけた。主演のリウ・イーフェイが香港警察支持を表明したことも理由の1つとなっている。

中国で今月11日から公開予定のディズニー映画「ムーラン」について、香港の民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏がSNS上でボイコットを呼びかけた。主演のリウ・イーフェイ(劉亦菲)が、香港警察支持を表明したことも理由の1つとなっている。

新型コロナウイルスの感染拡大により、全米公開は4回も延期が繰り返され、最終的に動画配信に切り替えた映画「ムーラン」だが、もともと最大のターゲットだった中国では11日からの公開を予定している。

黄之鋒氏は4日、ツイッターで、「ムーラン」のボイコットを呼びかけた。「ディズニーは北京に叩頭(頭を床につける拝礼のこと)し、リウ・イーフェイやドニー・イェン(甄子丹)は香港警察の暴力を誇らしげに支持している。人権を大切に思う人へ、映画のボイコットを呼びかけたい」との文章を投稿している。

主演のリウ・イーフェイは昨年8月、香港での民主化を求める抗議活動をめぐり、乱暴な手段でデモを鎮圧する香港警察に対し、SNS上で支持を表明した。リウ・イーフェイ自身は米国国籍のため、「自分は自由を享受しながら、他人には不自由を強要している」と反感を買い、「ムーラン」のボイコットを叫ぶ声が世界各国に拡大していた。

中国共産党系のニュースサイト、環球網など一部の中国メディアは、黄之鋒氏のボイコット呼びかけについて、「当たり屋的な行動」と批判している。

米CNNによると、王室の改革を含む現体制からの変化を求め、若者を中心に抗議活動が続くタイでも、香港の民主派に触発されて黄之鋒氏のボイコットに賛同する声が上がり、また台湾でも同様にボイコットを支持する呼びかけが広がっている。(Mathilda)

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