部屋を開けたら…ベテラン捜査官が「震える」ほどの大汚職―中国

部屋を開けたら…ベテラン捜査官が「震える」ほどの大汚職―中国

8日、新浪は、青海省の元地方銀行女性幹部が、捜査歴20年以上のベテラン捜査官さえもが腰を抜かすほどの高級服飾品などを収賄していた疑いで起訴されたと報じた。資料写真。

2021年1月8日、新浪は、青海省の元地方銀行女性幹部が、捜査歴20年以上のベテラン捜査官さえもが腰を抜かすほどの高級服飾品などを収賄していた疑いで起訴されたと報じた。

記事は、2004年ごろから2018年7月まで青海銀行の頭取、共産党委員会書記を務めた王麗(ワン・リー)被告が19年9月、青海省地方金融監督管理局副局長を務めていた際に摘発を受け、20年2月に共産党籍はく奪、公職追放の処分を受けた後、6月には汚職、収賄、公費流用など5つの罪状で起訴されたと紹介した。

そして、王被告が受け取っていた金品として、50万元(約800万円)程度の記念通貨、1本1キログラムの金塊、同省特産品の高級香料で生薬としても使われる麝香(じゃこう)などを挙げ、大きなものでは1つ200〜300万元(約3200〜4800万円)、小さなものでは10万元(約160万円)程度のものを、「もらえるものはすべて受け取っていた」と伝えた。

また、特筆すべき点として、王被告が収賄品を隠匿しておくための家を一軒購入していたことを紹介。セーフティーボックスの中に他のセーフティーボックスの鍵を隠すという周到さで、あるセーフティーボックスの中からはエルメスのスカーフばかりが大量に出てきたとしたほか、夫ですらその存在を知らなかったという「秘密の部屋」の装飾は壁紙ではなく、専門に絵師を招いて描かせていたと報じている。

その上で、捜査を行った共産党同省紀律検査委員会の関係者が「大概の汚職者にはボトムラインが存在するが、王被告の場合は完全に底なしだった」と語り、あるベテラン捜査員が「20年余り汚職関連の事案を取り扱っており、捜査作業もたくさんやってきたが、彼女の部屋を開けた瞬間震えが走った」と振り返ったことを伝えた。

記事はさらに、王被告が受け取った数多くの高級服飾品について、「秘密の部屋」以外ではほとんど身に着けなかったと紹介。王被告が「あの部屋にいる時だけ平静でいられた。最大の快楽は、ぜいたく品を身に着けて鏡に向かい、自分の姿を眺めることだった」と供述しているとした。(翻訳・編集/川尻)

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