「なんというセリフ」「子どもは物じゃない」=文大統領の発言に批判相次ぐ

「なんというセリフ」「子どもは物じゃない」=文大統領の発言に批判相次ぐ

18日、韓国・東亜日報によると、文在寅大統領が「養父母と合わない場合は養子を別の子どもに替えるという案が必要だ」との見解を示し、物議を醸している。資料写真。

2021年1月18日、韓国・東亜日報によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「養父母と合わない場合は養子を別の子どもに替えるという案が必要だ」との見解を示し、物議を醸している。

文大統領は18日に新年の記者会見を行った。この中で養子縁組制度改善案について触れ、「養子縁組したいという気持ちは強いが、子どもと合わない場合は、縁組する子どもを交換するなど、さまざまな方法を取り、養子縁組そのものが萎縮しないようにする対策が必要だ」と述べたという。記事は「養子縁組から254日後、養父母による虐待で生後16カ月の女児が死亡した『ジョンインちゃん事件』の対策を述べた中での発言だったが、子どもの人権を無視した発言で、児童虐待ではなく養子縁組だけに焦点を当てた対策だ」と指摘している。

これに羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)前未来統合党(現・国民の力)院内代表は、自身のFacebookで「養子をまるで物扱いするような大統領の発言はぞっとするものに聞こえた」と批判。「子どもにとって最も大きな傷と試練は、養父母さえも自分から去っていくこと」「現実的に破談が避けられないのは事実だとしても、それを大統領が『改善策』として打ち出すなど、とんでもないことだ」と指摘している。さらに「大統領は今日、極めて深刻な失言をした。即刻取り消し、謝罪すべきだ」とも述べている。

自身も養子縁組した娘を育てているキム・ミエ国民の力議員も、Facebookで「文大統領の養子縁組に対する認識に憤りを感じている」「養子となる子どもは、売り物の人形でも犬や猫でもない。犬や猫でも、そのようなことをしてはならない」「こんな人が人権弁護士だったとは、信じられない」と強く批判している。

その他にも、政界から「なんというせりふだ」「人間が愛玩動物以下の扱いをされているような気分だ」「ネット通販の商品扱いのよう」「人間の尊厳と価値を冒とくした大統領」「人権意識を疑う。よくこのような発想ができるものだ」など、続々と非難の声が上がっているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからも「こんな考え方しかできない人が国家元首だなんて恥ずかしい」「本当に元人権弁護士?。日頃の考え方が表れた発言だろう」「返品3回、交換は5回まで可能にする?。芸能人は特別割引するのか?」「子どもが気に入らなければ交換できるようにする?。ジョンインちゃんの養父母をかばう意味に聞こえて、耳を疑ったよ。子どもは物じゃない。悪魔に厳罰を与えられるように法を改正すべき」「大統領も国民と合わなかったら、すぐに取り替えたい」など、批判の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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