雲南の学校で殺人・人質事件、犯人射殺の前に女性記者が求めに応じて近づいていた

雲南の学校で殺人・人質事件、犯人射殺の前に女性記者が求めに応じて近づいていた

雲南省昆明市内男が通行人を襲い、1人を死亡、7人を負傷させる事件が発生した。男は人質をとって学校校門のすみに座り込んだ。男の要求に応じて、1人の女性記者が接近した。

雲南省昆明市内で22日、男が通行人を次々に襲い、1人を死亡、7人を負傷させる事件が発生した。男は雲南師範大学実験中学の校門の壁のすみに、同校の生徒1人を抱えて座り込み、自分のそばに女性記者を来させるよう要求した。地元テレビ局の女性記者が男の要求に応じて接近した。男はその後、射殺された。

報道によると、男は雲南師範大学実験中学の校門付近で通りすがりの人を刃物で襲い、1人を死亡、7人を負傷させた。その後、男は若い男性1人を人質にして、午後5時ごろまでに校門の壁のすみの部分に座り込んだ。人質になったのは同校生徒とみられている。

なお、中国の「中学」とは日本の中学校と高等学校の両方を指し、必要に応じて「初級中学」、「高級中学」と呼んで区別する。雲南師範大学実験中学は日本の中学校から高等学校に相当する課程を持つ、6年制の学校だ。

近くの警察分署の警察官が、男を落ち着かせようと説得した。一方で、昆明市公安局(昆明市警)は人や武器を集めて現場に向かわせた。

男は、メディアの記者、それも女性記者を呼び寄せるよう要求した。理由は「話をしたい」ということだったという。最初はメディアも、近づいた女性は交渉の専門家と思っていたが、後になり記者だったと分かったという。男性が座り込んでいる近くには、血まみれで倒れている負傷者もいた。女性記者と会話をして、男はかなり落ち着いたとされる。

公開された動画では、男と女性記者が会話をしている最中に銃声のような音が響き、男の上半身が後ろにのけぞる。その直後に、多数の警察官が男に殺到する。同時に、女性記者が後方に退く様子が見える。警察側が銃撃したのは午後6時40分ごろだった。

男は死亡した。地元出身で56歳だったという。(翻訳・編集/如月隼人)

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