「日米韓協力で外交孤立から抜け出して」と韓国・保守系紙、「中国側に漂流する韓国」とも批判

「日米韓協力で外交孤立から抜け出して」と韓国・保守系紙、「中国側に漂流する韓国」とも批判

バイデン米大統領が同盟国重視を打ち出す中、韓国の保守系紙は文在寅政権に「韓日米協力の再建で外交孤立から抜け出して」と呼び掛けた。別の保守系紙は「中国側に漂流する韓国」と批判した。

米国のバイデン大統領が中国を念頭に同盟国重視の外交路線を打ち出す中、韓国の保守系紙は文在寅政権に「韓日米協力の再建を通じて外交孤立から抜け出して」と呼び掛けた。別の保守系紙は「中国側に漂流する韓国」と批判。「今後も米国なしに繁栄を維持できるのか」と訴えた。

中央日報は社説で「バイデン米大統領は19日、ミュンヘン安全保障会議で『われわれのパートナーシップは共有された民主価値に根付いている』として、『これは取引ではない』と話した。同時に『われわれは中国との長期的競争のために共に準備しなければならない』とした」と紹介。「就任1カ月でデビューした国際舞台で同盟国と多国間主義で中国に圧力をかけるという意味を明確にしたものだ」と解説した。

社説は「欧州とアジア・太平洋民主主義国家の『反中連合』が可視化し、国際情勢が揺れ動き始めた。しかし、韓国政府は中国と北朝鮮の顔色をうかがいながら日本と衝突する一方、韓米同盟の管理はないがしろにした結果、新しいグローバル構図から独りぼっちになる危機に直面した」と憂慮。「このような時こそ基本に立ち戻るべきだ」と主張した。

そして「何より民主主義と人権を共有する『血盟』米国との関係強化を外交の総論とする必要がある。各論ではバイデン行政府の北東アジア戦略の核心となる韓日米協力の再建に全力を注ぐべきだ」と強調。「日本との関係改善が難しければ、米国と日本に3カ国外相会談を先制的に提案して突破口を見いだす必要がある。日本と交渉することが心地悪い懸案も韓日米が一堂に会せば妥協案が模索される可能性がある。その成果に基づいて韓日米首脳会談を推進すれば、外交的孤立から抜け出す道が開かれるだろう」と論じた。

朝鮮日報は「中国側に漂流する韓国、その結果に責任を取れるのか」との社説を掲載。「文政権は日本による歴史歪曲(わいきょく)に対しては15回にわたり抗議の声明を出した。『竹やり歌』を歌いながら反日感情を政治に利用することもあった。ところが北朝鮮が6・25(朝鮮戦争)当時、韓国の国土をじゅうりんし、統一を妨害している中国が『韓(朝鮮)半島の平和を守るために戦った』と主張しても、これには一切口を閉ざしている。中国が韓国の西海(黄海)を内海にしようと工作を仕掛けてきても、これにも一度たりとも声明を出さない」と非難した。

その上で「米国なしに中国による韓半島、あるいはアジアでの覇権の野望を阻止できるのか。米国なしに今の繁栄が可能で、今後も米国なしにこの繁栄を維持できるのか」と言及。「米国人たちは『韓国は中国の側に漂流を続け、流れている』と指摘する。文政権はその結果に責任が取れるのか」と語気を強めた。(編集/日向)

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