中国のかつての農村、今はランジェリーの都に―仏メディア

中国のかつての農村、今はランジェリーの都に―仏メディア

中国のニュースサイトの環球網によると、仏AFP通信は25日、「中国の農村がランジェリーの首都になる」とする記事を掲載した。

仏AFP通信は25日、「中国の農村がランジェリーの首都になる」とする記事を掲載した。中国のニュースサイトの環球網が26日、その内容を要約して次のように伝えている。
米国の女性はセクシーな下着を好み、欧州の女性は上品なものを好む。そして中国の女性は多少恥ずかしがり屋ではあるものの開放的になっている。
北京と上海の間に位置し、何世代にもわたって小麦と水稲で生計を立ててきた眠そうな沿岸の県である灌雲は、今では「ランジェリーの都」として世界にその名を知られている。急成長している国内需要の約7割を満たすために、県内の工場ではミシンの音が鳴り響いている。
地元の「ランジェリー産業革命」の先駆けとして知られる30代のレイ・ツォンルイ氏は15年前、急成長している中国のECサイトでさまざまな消費財を売り込み、自由に使える金を稼いだ。ある時、顧客からランジェリーはあるかと尋ねられ、それについて聞いたことはなかったが「ある」と答え、調べ始めた。現在は、100人を超える労働者を雇い、ショーツやレースのビスチェを主に製造している。灌雲県では現在、500以上の工場が数万人を雇用し、年間生産高は3億ドル(約324億円)を超えている。
市場コンサルタント会社のiiMediaによると、中国のセックス関連商品のオンライン売上高は2019年に50%増加して70億ドル(約7572億円)に達した。20年にはさらに35%の成長が予測されている。特に若い世代による購入が急増している。レイ氏によると、中国では以前はゆったりとしたあまり目立たないデザインが好まれていたが、現在は半透明のタイトなものが主流だという。
灌雲の産業革命は一夜にして起こったわけではない。レイ氏の叔父であるチャン・カイリン氏によると、当初は地元の人々の理解不足もあり労働者を雇うのにも苦労したそうだ。だが業界が大きくなるにつれて、人々は金を稼いで貧困から脱却できることを知るようになり、「今では誰もがそれを愛している」という。
県もこの「金の卵を産むガチョウ」に餌を与えるため、産業団地を整備した。
新型コロナウイルスのパンデミックは輸出のスピードを鈍らせたが、レイ氏は「収束すれば、人々はまた新しいランジェリーを購入するだろう」と楽観している。(翻訳・編集/柳川)

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