英国、レアアース調達で「中国依存からの脱却」目指す動き―中国メディア

英国、レアアース調達で「中国依存からの脱却」目指す動き―中国メディア

6日、中国メディアの観察者網は、英国がレアアース調達における中国依存から脱却する方法の模索を進めていると報じた。写真は英国。

2021年5月6日、中国メディアの観察者網は、英国がレアアース調達における中国依存から脱却する方法の模索を進めていると報じた。
記事によると、英紙デイリー・メールは「中国が無情にも世界のクリーン革命に必要なレアアース市場を独占しつつあることへの憂慮がますます強くなっている」とし、英国政府がこのリスクを意識し、解決方法の模索を進めていると報じた。
英国の外交シンクタンクであるヘンリー・ジャクソン協会の広報責任者を務めるサム・アームストロング氏は「クリーンな未来を手に入れるとともに、そのスイッチを中国の手に渡したくないのであれば、重要なレアアースの備蓄や、盟友のサプライヤーを激励することが、わが国にとって重要な戦略の一部となる」との考えを示したという。
記事は、レアアースはスマートフォン、電気自動車、半導体、宇宙航空などの先進技術分野で不可欠な材料である一方、中国が世界最大の埋蔵量、生産量を誇っており、一部の国では中国を「仮想敵」扱いしていると指摘。今年3月には日本、米国、オーストラリア、インドが共同でレアアースのサプライチェーンを構築する計画を打ち出したほか、欧州連合(EU)でも今年2月にフォンデアライエン欧州委員会委員長が「98%のレアアースを中国一国から供給されるというのは持続不可能なもの。サプライチェーンを多様化させなければならない」と語り、レアアース供給において中国への過剰な依存を緩和する動きが進んでいることを伝えた。
一方で、業界の専門家からは原材料の獲得ルートや環境問題などの種々の制約により、欧米諸国が「中国抜き」のサプライチェーンを構築するには大きな困難を伴うとの認識が出ていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻)

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