対日本政府訴訟で敗訴した元慰安婦が控訴を断念、その理由は=韓国ネット「いい決断」「日本より問題だ」

対日本政府訴訟で敗訴した元慰安婦が控訴を断念、その理由は=韓国ネット「いい決断」「日本より問題だ」

7日、ソウル新聞など複数の韓国メディアは「元慰安婦の吉元玉さんが日本政府を相手取った損害賠償訴訟を断念した」とし、その理由について伝えた。写真は吉さん。

2021年5月7日、ソウル新聞など複数の韓国メディアは「元慰安婦の吉元玉(キル・ウォンオク)さんが日本政府を相手取った損害賠償訴訟を断念した」とし、その理由について伝えた。
記事によると、吉さんや李容洙(イ・ヨンス)さんら元慰安婦16人が日本政府を相手取った訴訟に対し、韓国の裁判所は先月21日、国家の行為や財産は他国の裁判所で裁かれないという国際慣習法上の「主権免除」を理由に却下の決定を下した。これに対し吉さんは控訴しないことを決めた。「(元慰安婦支援団体の)正義記憶連帯(正義連)が主導する裁判には参加できない」という理由からだ。
吉さんの家族は「日本政府から謝罪を受けたい気持ちは当然ある」とした上で、「母(吉さん)は正義連に利用されたと言っており、虐待も疑われている中、正義連が主導する控訴審には参加できない」と説明した。また「日本政府の賠償金にはあまり関心がない。何よりも、『共に民主党』の尹美香(ユン・ミヒャン…正義連の前理事長)議員と正義連から、母を利用したことについて心からの謝罪を受けることが優先」と強調したという。
なお、正義連など元慰安婦支援団体ネットワークは、裁判所の判決を不服として控訴する意向を明らかにしており、元慰安婦16人のうち12人は控訴することにしている。同じく正義連と尹議員を批判してきた李さんは、今回の控訴審に参加するという。
これを受け韓国のネット上では「いい決断」「頭の切れるおばあさんだ」と吉さんの決断を応援する声が上がっている。
尹議員や正義連に対しては「尹議員のしていることはかつての日本と変わりない」「元慰安婦の傷を癒すには、日本の謝罪より尹議員の逮捕」「まずは尹議員一味が謝罪すべき」「日本より正義連の方が問題」という厳しい批判が相次いでいる。
また、文政権に対しても「政府がちゃんとしなければならないことを民間に押し付けて、政治に利用され…元慰安婦がかわいそう」「文政権が前政権以上の謝罪と賠償を受けられる確率はゼロ。日韓合意はすごい成果で進展だったのに、文政権が悪化させたせいで、日本ももう謝罪などしないだろう」など批判の声が寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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